⚫️花材の仕入れ事情 ~関東地区~
何かを作って販売したり、教えたりすると時に『仕入れ』が出来るか、出来ないかで利益が変わってきます。
ここでいう『仕入れ』とは単に材料を購入できるということではなく、『卸売り価格で購入する』という意味になります。
関東でお花関係の花材、資材の仕入れ先と言えば
東京堂
横浜ディスプレイミュージアム
松村工芸
この3社ですよね。
私も、この3社すべてと契約をしています。
だいたい、関東近県にお住まいの皆さんはこの3社とも契約している人が多いみたいです。
(少なくとも私の周りは…)
以前は、どこもディプロマと名刺があれば契約が出来ましたが、最近はそれでは無理になってきました。
ディプロマと名刺と自分が実際に教えている姿が写っている写真や教室案内だったり、
最近では、松村工芸さんは、開業届の控えが必要になりました。(これから登録する人のみです)
なかなか条件が厳しくなっています。
あと、必要書類全部揃っても掛率が高めの方もいるようなんですよね。
どうもお花以外のディプロマの方のようです。
本来、『仕入れ』をする=プロ
ということだったと思います。
ディプロマと名刺で、仕入れの契約が出来た頃っていうのは、個人でディプロマ出すようなことはなかったんです。
名の知れたフラワースクールとか、団体に限られていたと思うのです。
年に何人以上、ディプロマを出しているスクールや団体という風に一定の規定があったと聞いたこともあります。
いつの間にか、会員確保のために条件が緩くなってしまったのかなと思います。
その間にどんどん個人がディプロマを出すような時代になってしまって…
カオスなんじゃないでしょうか?
とある問屋さんから来たメールには、
今後、一定の金額以上の仕入れをしないと掛け率高くすると…
高い掛け率だと、安めのネットショップとさほど変わらなくなってしまう。
う~ん…
だったらそこと取引やめたら?って
意見も出そうですが、
問屋さんごとにカラーがあって、全部のところが同じものがあるわけではなく
それぞれオリジナル商品があったり、強い分野があったりします。
1社に絞るとそれなりにメリットとデメリットがでてきます。
メリットは、たくさん買えば買うほど掛け率が下がる(安く買える)ということでしょうか。
ランクが上がるほど、買い物をしない私にはメリットはありません。
1社に絞る方の最大の理由は、これだと思います。
あと、色々なデザインを見ることが出来るのでとっても勉強になります。
デメリットは、品切れです。
どうしても欲しい!っていうものが品切れだった場合…
1社だけだと、あとは小売店で買うしかないですからね。
問屋にないものは、小売店にもないことが多いですよね。
ハーバリウムのブームで、プリザーブドフラワーやドライフラワー、専用のオイルやボトルも手に入りにくい中で、昨年から途切れなく、レッスンや販売をして来れたのは、3社から仕入れをしているから。
これは、本当に助かりましたよ。
どう問屋を使いこなすか、それは永遠の(大袈裟だな)課題だと思います。
ちなみに、私は、普段使いに横浜ディスプレイミュージアム、
都内に行ったら、東京堂と松村工芸をはしごです。
買うものによって、というか、買うものが明確に決まっている場合は、どちらか一方のこともあります。
沢山のアーティフィシャルフラワー。
色々な問屋で買ったものが含まれています。
アーティフィシャルフラワーも上手な選び方があるんですよ。
長くなりますので、それはまた後日…