プロフィール【フラワーアレンジメント教室 西宮】

ご挨拶

はじめまして。

兵庫県西宮市香櫨園（こうろえん）で、イギリススタイルフラワーアレンジメント教室を開いているAtelierFs（アトリエフィーズ）の谷川文江です。

「小さな子供たちがいても、自分の学びも続けたいし仕事もしたい！」

と、家事と学びと仕事と子育てを両立させるために、時間を工夫して暮らしてきました。

起業してから20年が過ぎ、今では子供たちも成人し、子育てに追われることなく仕事ができるようになりました。

せっかちで、すぐに結果を出したがった私が、じっくり時間をかけて何事にも取り組めるようになったのは、子育てのおかげかも知れません。

子育中から、私が気をつけてきた学びと仕事のバランスがあります。

    学んだことを実践して仕事にする。

    夢見ることを行動に起こして実現させる。

これは主婦業をしながら短時間の中で、学んだことをいかに効率よく身につけ、いかに効率よく結果が出るようにと考えた行動方針です。

何事も途中で諦めたら失敗で終わってしまいます。

でも、諦めずに続けることで夢が叶ったり実現したりすることを身をもって経験してきました。

その経験と経歴をご紹介させていただきますね。
夢を叶えたいあなたのご参考になったら幸いです。

長文になりますがよろしくお願いいたします。

谷川文江　
1965年大阪府茨木市生まれ
株式会社アトリエフィーズ　代表取締役
一般社団法人フラワーワークスジャパン　代表理事　

家族構成　主人と長女、次女、長男の5人家族
1996年アトリエフィ－ズをオープン。2018年で22年目に入りました。

目次

■3人の子供たちのママとして子育てをしながら趣味を仕事に
■1996年　アトリエフィーズをオープンしました
■イギリススタイルに出会う
■お花の仕事を選んだ理由
■芸大で空間デザインとイギリスのデザイン文化を学ぶ
■イギリスの暮らしと花
■本場のお花を学ぶためにイギリス短期花留学に
■子育て中の勉強方法
■主人に○○を宣言した！
■私が思う夢が叶うということとは？
■私にとって物を作ることとは？
■終わりに

3人の子供たちのママとして子育てをしながら趣味を仕事に

「子供ができても自分の学びは続けたい。

そして、もし私が仕事をするなら勤めるのではなく、自分で仕事をはじめたい。」

これは私が結婚するときに主人に伝えていた言葉です。

「ビジョンがあっておもしろい人だね～！僕が応援するから」

という主人の返事を真に受けて（笑）、子供たちが生まれてからも勉強に仕事にとがんばって来ました。

応援してくれると言っていた主人は、家事も育児もぜんぜん手伝ってくれませんでしたが、私のやりたいことは「がんばって！」と、応援してくれました。

言葉のとおりです（笑） 

私は結婚前に服飾デザイナーをしていましたが、結婚を機に退職しました。

やりたかったことを途中でやめた感が強く、物づくりに心残りがあったので、とにかく空いた時間に何かしら作っていました。

子供たちが幼少のころは、一人がおたふく風邪や水疱瘡にかかったらみんなにうつる。

一人が肺炎になったら全員がかかって三人とも入院など、大変なことがたくさんありました。

本当に大変な時は主人も助けてくれました。実家が遠かったので、基本的に子育ては私だけ。


それでも物づくりをあきらめ切れなかったんです。

ある日雑貨屋さんのデザイナーにならないかと声がかかり、子育てをしながら雑貨製作のアトリエを開くことになりました。

アトリエフィーズの前身です。

1996年　アトリエフィーズをオープンしました

雑誌に紹介された我が家の写真に写っていたドライフラワーリースが話題となり、近隣の方々から教えてほしいという依頼が来るようになりました。

雑貨店にも取り扱っていただいていた作品です。

講師として行く先々で、「教室はないのですか？」と聞いて下さった方が何名かおられました。

デザイン、作り方、素材のあわせ方、教え方…。

花を教えることは、たくさんの工程があります。

そのすべてを自分で考えて、組み立て教えていました。それを評価していただけた。

とてもうれしかったのです。

「教えてほしい」

その声に押されて、アトリエフィーズをオープンしたのでした。


◆イギリスの生活スタイルとイギリススタイルフラワーにあこがれて、レッスンでそのシーンを表現しています

イギリススタイルに出会う

アトリエをオープンしてから生花のアレンジも教えてほしいという要望がでたので、教室を探しました。

将来はウェディングや装花もしたかったので、ナチュラルなアレンジができるところ・・

迷った挙句、イギリススタイルのアレンジに出会いました。

グリーンを数種類使い、花の種類も多く、学べば学ぶほど難しいと感じました。

逆をいえば、いろんな花を使うので、これなら将来どんなアレンジにも対応できる！

資格を取得し、イギリススタイルフラワーアレンジメントを教えるアトリエフィーズへと変化していきました。

お花の仕事を選んだ理由

◆スタンド花を製作中

花と一言で言っても、扱う種類は生花、プリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワー、観葉植物、胡蝶蘭など多岐にわたります。

また生花とプリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワーでは、製作技術が違います。

仕事内容も

教室で教えること

オーダーでアレンジメントを製作すること

ウェディングでブーケや会場装花を作ること

など多岐にわたります。

技術や知識を学べば、何通りにも展開できる花仕事の幅の広さ！

次々に出てくる新品種や新しい技術！

こんなに刺激的な世界があるなんて！

と思いました。

花仕事が面白すぎる！（笑）
毎日違う仕事ができますし、いろんな人にも出会えます。

とにかく奥が深い。
学びが仕事に直結する軽やかさもあります。

探究心と好奇心。これらを満足させてくれるものに出会いました。

学ぶこと、作ること、教えること、仕事にすること、暮らしに取り入れること。

そのすべてが叶う世界。

そして何より、人を喜ばせることができる。

それが私にとってはお花だったのです。

芸大で空間デザインとイギリスのデザイン文化を学ぶ

アトリエを開いて10年たった頃、思い立って芸大に入学しました。

一時期、日本人の私がイギリスのフラワーアレンジメントを教えることに違和感を感じて、苦しかった時期があったのです。

空間演出デザインを専攻し、イギリスやヨーロッパのデザイン論や文化論を中心に、日本とイギリスの生活文化を学びました。

日本もイギリスも、インテリアやお花などを暮らしに取り入れ、生活を豊かにしてきたのです。

イギリスと日本に通じるもの、またイギリスと日本が歩んできた独自の文化を学ぶことができました。

これらを学んだおかげで、他国の文化や技術も、時間を経て自国の文化として発展した経緯を知ることができました。

そして私も私らしく、イギリスのフラワーアレンジと伝えていけると思えたのです。


◆レッスン前のアトリエの風景。

イギリススタイルのインテリアは、個人的に大好きなのです。

オークなど本物の木を使った家具を大切に長く使う。私の生活スタイルにぴったり合うので取り入れました。

イギリスの住宅事情は、一般住宅はとても狭いです。日本家屋と広さはあまり変わりません。

ですので、家具が小さい。日本の家にも馴染む大きさのものが多いですね。

イギリスの暮らしと花

私はイギリスに住んだことはありませんが、10年前からほぼ毎年渡英しています。

はじめはとにかくイギリスに行くことに意義があると思い、一人でいきました。

初めて渡英した時の年のテーマは

「Ｂ＆Ｂに泊まってその食堂の装花をさせてもらうこと」

に設定して、オーナーに交渉をしました。

花を買い庭のグリーンを切らせてもらって窓辺にイギリススタイルの花を飾りました。いきなり現場に挑戦するのが私らしいところ！

「私は日本でイギリススタイルの花を教えていますが、あなたはアレンジできますか？」

と聞いてみましたら「ぜんぜんできない。したことない」
という返事でした。

「イギリスの普通の人はアレンジなんてしないわよ。花屋でもない人がアレンジなんてできないでしょ？」という感じ。

一般の人が何年も続けてお花を習う

お稽古は元禄時代から続いている日本の文化です。

イギリスだけでなく、海外ではあまり見かけないスタイルなんですよ。

そんなことが知れるのも面白いですね。

本場のお花を学ぶためにイギリス短期花留学に

◆短期花留学でラベンダーファームを訪れた時の写真。

6年前からは毎年イギリスへは短期花留学に行っています。

2年に一度は生徒さんたちもお連れできるようになりました。

イギリスの郊外のバースという町にあるフラワースクールにご案内しています。

イギリスの空気を吸って、本場のお花を学んでいただきたい。

私が望んだことを、あなたにも経験していただきたいのです。

私が大好きなイギリスをご案内します。

子育て中の勉強方法

もう20年ほど前の話ですが、

子供たちが小さかったころの私の勉強方法をお伝えしますね。

上の娘たちが小学生と幼稚園の年長さんになって、

一番下の息子が幼稚園の三歳児クラスに入園したころ、お迎えまで3～4時間くらい時間がありました。

勉強や暗記が必要なカラーコーディネートとインテリアのプランナーの資格試験の時は、その時間を使って図書館の勉強室にこもり勉強をしました。

幼稚園に送っていってそのまま図書館に直行していました。。

なぜ朝に勉強をしていたのかというと、家事をしてからでは疲れてしまって勉強に集中できないからです。

子供たちをお迎えに行って家に帰ってから、掃除と洗濯など家事をしました。

大変なことではなかったのです。

預けることもなく勉強できる時間が確保できる！それがありがたかった。

今のようにちょっと預けるところは、20年前はなかったですから。

主人に○○を宣言した！

子供たちが小さいうちから、どうして仕事と勉強を始めることが可能になったかお伝えしますね。

ちょっと昔の話なので、若い方は意味がわからないかもしれませんが…

子供がいる女性が働いたり勉強したりするのは、わがままや自分勝手だと思われていた時代でもあったのです。

でも、ある日、宣言したのです。

「私は結婚してから10年間、家族のためだけに生きてきたから、今からの10年は私にも時間をください」と。

主人は心底びっくりしたようです。

主人の応援は口で「頑張って！」ということだったので、

「これからは、私の勉強や仕事をする時間のために、週末子供たちを見てほしい」

と伝えました。

はじめは渋っていましたが、私の本気を見て了解してくれました。

そうして週末の教室やお花の勉強の時間と、勉強にかかるお金も確保したのです。

家族の応援を得るというのは口で言うほど簡単ではありませんよね。

やると決めたからには

「応援してもいい！」

と思ってもらえるほどに、がんばろうと思ってやってきました。

バリバリ仕事をする主人を横目で見ながら、私もそんな風に仕事がしたいと望んでいたのです。

宣言してから10年が経ち、ふと顔をあげると、同士のような関係の主人がいました。

いまではお互いを応援するよき理解者になりました。

今年2018年で結婚30周年を迎えます。真珠婚式ですね。

あっと言う間でした。次は金婚式を目指します♪

私が思う夢が叶うということとは？

気がつけば結婚前に語っていた

「子供ができても勉強はしたいし、もし私が仕事をするなら勤めるのではなく、自分で仕事をはじめたい。」

という夢が叶っていました。


夢が叶うというのは

「行動を起こして必死で前に進んで振り返ってみたら夢が実現していた」

ということだと思います。

夢を夢のまま飾っておくと、いつまでも美しくきれいなまま輝いているかもしれませんね。

でも一歩でも夢に近づこうとすると、いろんな現実が道をふさぎます。

それを一つ一つクリアして、少しずつ前に進むしかない。

小さな成功体験は、喜びや自信を与えてくれます。それが楽しくてまた頑張ろうと思えるのです。

夢が叶うということは、そういう地道な実践の積み重ねの結果のことだと思っています。

私にとって物づくりとは

一言で言うと自己表現。デザインを考え生み出された作品は自分自身。

いつもそう思いながらデザインや製作の仕事をしてきました。

結婚してからは住空間そのものを作り出せる喜びを知り、

また、仕事を進めるにあたり組織作りや仕組みづくりで人が育つ喜びを知りました。

物づくりの考えは有形、無形にこだわらず、新しくて人の役に立つものを作り出すことが、私の使命だと思うようになっています。

終わりに

◆向かって右側が私です。アトリエタジーマジーの岡崎先生と

お花の勉強を始めたいとか楽しみたいとお考えのあなたにも、そのバックボーンはいろいろありますよね。

前からお花やイギリスにに興味があったとか、一度はあきらめたお花の夢があるとか。

どんな風に進めていったらいいかなどご相談くださいね。

きっと私の経験からお力になれることがあると思います。


長い文章を読んでくださってありがとうございました。

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