洗脳されると言うこと | パリの衣装工房

パリの衣装工房

パリとその近郊を中心に活動する、舞台衣装家で二児の母の、おフランスの日常。

本格的に忙しいのは明後日以降8日間なのに、既に脳が溶け始めているmegmi.です、皆さまごきげんよう。

 
 
先週は古巣のシアター仕事でしたが、舞台のテーマがイマドキだったので、ムスメと観ることに。
 
その名も

« Facebookで神と出会った(邦題。私訳w) »
 
Facebookでシリアの犠牲になった子供たちの写真を見つけてシェアした事から、イスラミストに目をつけられて洗脳されて行く高校生の話。
 
洗脳されて行くと、先生にも両親にも反抗的になって行くのは良く知られているけど、本当に見ていて不愉快でした。
子供の事を本当に考えているのは当然両親なのに、なぜ他人の言う事の方が正しいし自分のためを思っていると思い込むのか。
 
この舞台は、最後相手の化けの皮が剥がれて逮捕されて、現実を見た子は洗脳がとけるって内容だけど、実際は一度洗脳されると、なかなかそうはいかないようです。
 
ドアを隔てただけの距離にいる娘が、知らないうちに洗脳されて結婚させられてシリアに行く手はずが整ってた、って、想像しただけでオソロシイ
 
 
ネットで知り合うのが悪いとは言わないけど、私は”知り合いとネットで繋がる”方なので、娘がお友達たくさん作って遊びに行ったりしてるのを見ても、理解できなかったりしますね。なのでこの舞台はそもそも意味不明。
 
そう言うと、何時代の人ですか、って扱いされますけどね。
 
年末年始も、ネットで知り合ったお友達が外国から来るから家に泊めたいって言われてるけど、さすがにそれは許可できるとは思えません。。。
 
今の世の中はみんなやってる、お母さんが時代遅れなんだって言うけど、その家で育ってる以上、娘も従っていただきますパー
 
そう言う事が普通なんだと言い張るあたり、ある意味洗脳されているのではないかと心配になります・・・