北海道の片隅
小さな魔法とモノ作りの工房
Atelier SEI<アトリエ セイ>
☆クリスタルの叡智とケルトの魔法☆
☆魔法の杖・不思議雑貨制作☆
☆各種ハンドメイド制作☆
オークの枝を削り磨き上げました。
全長約32㎝と、すこし長めです。
このオークの樹皮を削ると、硬い木肌に茶色の柔らかい筋が細長くいく筋も通っていました。
その柔らかい筋部分を丁寧に削り取り、ワンド表面に緩く螺旋状に延びる何本もの溝を生かしました。
溝はワンド表面に陰影を刻み、印象深い表情になっています。
いつもはワンドにはオガム文字やルーン文字、様々シンボルなどをウッドバーニングで描きすが、今回このオークのワンドには、一切の装飾はしていません。
このワンド自体が装飾無用と主張しているように感じて、確かにその方が、その存在感が際立つと思いました。
画像だけだと溝や陰影の雰囲気が分かりずらいので、動画を撮ってみました。
木肌表面はきめ細かく磨きあげツルスベです。
角度を変えて撮った三方向のフォルムです。
持ち手側にフシがあり、少し湾曲しています。
太いフシと溝が趣のある表情になっています。
手に持った時の雰囲気はこんな感じです。
オークは古代ケルトのドルイドにとって非常に神聖な樹です。
ドルイド、という言葉の語源は、このオークのオガム文字「ドゥア」(またはドゥイル)からきているとされています。
オークは不動不屈であり、自らの力で運命の扉を開けます。
この扉は人生の様々な折に現れ、その手で開けられるのを待っています。
この世界を生きるなかで何度転ぼうと、挫折しようと、泣こうと、その場に留まり続けることは出来ません。
そして誰かにその扉を開けてと頼むことも出来ません。
オークはそんな人の弱さも強さも全て包み込み、勇気で背中を支え、慈愛のあたたかさで満たします。
決して孤独ではないと、在るがままの自分を受容します。
そして、このオークのワンドは問いかけよとマスターに働きかけます。
それは答えを与えてもらう問いではなく、本来の自分、真我へと繋がる問いです。
この世界に現象として現れている自分を越えて、真我への回帰です。
愛を知る人に立ち戻る、何度でも何度でも立ち戻っていいんだというメッセージです。
この言葉に何かを感じて頂けるマスターさまへと繋がったら嬉しいです。
専用の木箱の絵付けも仕上がりました。
縦9㎝ 横幅36㎝ 高さ5㎝です。
センターにオークの樹を描き、左右にケルトデザインを配しています。
嵌め込み式の蓋の位置が分かりやすいように、側面にはケルトシンボルのトリケトラとオークの葉を描きました。
全体にシンプルに仕上げています。
フワフワの綿を敷いてワンドを収めています。
満月のタイミングに合わせたケルトの儀式を行ってます。
あともう一本の魔法の杖は、専用木箱の絵付けの途中です。
完成しましたら、別記事でご紹介予定です。
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