こどもの書道道具の取り扱いについて
~「書」が少しでも
皆様の生活に寄り添い
豊かなものになりますように~
【考えて書く書道】旭蘭会書道教室
三坂 旭蘭(みさか きょくらん)です。
小学校3年生になると毛筆書写が
始まります。
道具については、大抵のご家庭は
セット一式をお求めになられます。
一概には言えませんが、道具の重
さもありこのセットは長い休みま
で、持ち帰りをしないように思い
ます。
では、本来道具の取り扱いは
どのようにしたらいいでしょう。
①大筆
大筆は全体をおろして使用する場
合は、根本からしっかりぬるま湯
で洗い形を整えて陰干しし乾かし
ます。
根元を少し固めている場合は、固
めていない部分まで洗い乾かしま
す。
②小筆
小筆は穂先を軽くぬるま湯で洗い
ます。
布やティッシュで拭いておきます。
③硯
しっかり隅々まで洗っておきます。
④下敷き・文鎮
墨が付いたところは、布やティッ
シュでふき取っておきます。
⑤紙ばさみ
一日分の新聞を横に半分に切り
ホチキス等で留めて作ります。
書いた後半紙を1枚ずつ入れてお
きます。
毎回書き終わった後に取り出し、
整理しておき、次回には中に入っ
ていない状態にしておきます。
書道教室に通われているお子さん
は、教室でどのように取り扱うか
お話があると思いますが
一番大切なことは、少しずつ
「自分でできるようになること」
です。
自分でできるようになるために
は、やはり、始めはお家の方の
協力が大切です。
それは何故かというと
「道具を気持ちよく使う」
ことを知らないお子さんには
道具を大切に使う理由がないか
らです。
気持ちよく使うから、思った文字
が書きやすい。
これを知らないお子さんは
そもそも、きちんと使うすべがな
いのです。