2〜3月にかけて仕事の悩みを抱えていた時期、
ある方に勧めていただいた本を読み終えました。
「督促OL修行日記」
督促OL 修行日記 (文春文庫)
605円
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人見知りで話しベタで気弱なのに、督促業界に入ってしまった著者が、
年間2000億円の債権を回収するスーパーOLになるまでの体験記。
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本を読み進めながら
職業は違えど「人ごとだとは思えぬっ!」共感の爆風が
私の心に吹き荒れました
仕事力・ゼロの新人OLだった著者が、
お客様をはじめ、同僚たちからの無理難題を
奮闘しながら乗り越えて、たくましく成長していく実話。
面白くて一気に読み終えました。
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私がこの本を読んで感じたのは、
仕事とは一つの「機会」なんだなぁということ。
苦手な部署(仕事)を担当する羽目になったとしても、
そこには思いもよらない発見があったり、出会いもある。
打たれ弱かった性格もいつしか、
強く生き抜く武器(言葉やスキル)を身に着ける可能性を秘めている。
どんな仕事に就くか、よりも
ぶち当たった場所で「秘宝」を見つけるか。
という、姿勢のようなものが大事なのかもしれません。
そのことを著者は文中で、こんな風に触れています。
「思わぬ部署に配属されてみるのも、
自分の不得意な分野でもがいてみるのも、
意外な化学反応につながることがあるのかもしれない。」(p247/11行目)
数あるストーリーの中でも、この部分が心に残ったのは、
私もまた「自分の不得意」とする仕事をして
心と体をどんよりさせている渦中にいるから(苦笑)
そして、それと同時に
「意外な化学反応」に惹かれる自分もいるからなのです。
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「仕事」というものは、
きっと人の数だけ定義のようなものが、それぞれあるのだと思います。
仕事とは「何か目標を達成する」ことや、
「世の中の役に立つ」「生活のため」ということなど。
人の数だけ「仕事とは○○○」という答えがあるはず。
そのどれもが花マルで、
だからこそ、世界は面白いのでしょう。
この本を読んで、あらためて
「私にとって仕事とは?」を問うてみたとき、
「思いがけない仕事を続けることで、予期せぬ才能を開花させてみたい」
そんな好奇心が、自分の中に残っていることに気づきました。
ということで、
落ち込んだり、悩んだりする日もあるけれど
しばらく、もがき続けてみようと思います
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脈略のない文章になってしまいましたが、
この「督促OL修行日記」はとても面白かったです。
特に、これから新社会人として働き出す方には
「読んでみてん!」(なぜか宮崎弁)と勧めたくなる1冊。
興味のある方は読んでみてください
督促OL 修行日記 (文春文庫)
605円
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