先日、福井にある「永平寺」へ行ったときのこと。
私を含めて3名で行ったのですが、
建物内にはいった途端、3人ともそれぞれ散り散りになって
興味のあるところに夢中に。
観光が終わったあとに
「どういうポイントを見ていたのか、好きなのか」を聞きあったら、
3人とも見事なくらいバラバラだったのです。
「絵や欄間(らんま)といった空間が好き」という感想もあれば、
「展示の解説文に惹かれる」という感想も。
ちなみに、私は仏像を見ることが好きなタイプ。
全く同じものを見ているのに、
【3人それぞれが違った視点で見ている】ということが
はっきりとわかったのです。
「当たり前」といえばそうなんですけど。。。
金子みすゞさんの詩に
「みんなちがって、みんないい」とありますが、
この言葉の意味を、すこし深めることができたような瞬間に感じました。
「違う」ことに目くじらを立てるか、
それとも、楽しめるか。
できれば、後者でありたいものだと
あらためて思います。