パリ留学中に、一度は訪れてみたかった
印象派の巨匠クロード・モネの庭園
彼の死後、放置された庭は、それを悼しむ
多くの協力者により、見事に再現され、
現在、訪れることが、出来るのだそうです。
以前に、パリから、ノルマンディーのシヴェルニーへ
日本の旅行社マイバスツアーで行ってきました。
フランス人に囲まれ、言葉もままならない中で、
孤独感に陥っている中、日本の方とご一緒させて頂き、
ホッとした安堵感と、解放感で、心から楽しめました。
バスから降りて、モネの庭園まで少し歩きますが、
その道中も、情緒があって、独特な雰囲気があります。
途中、ガチョウが急に出てきて、挑戦的な態度で、
”ガーガー”と鳴き、道を阻みます。
ガイドさんに聞くと、
いつもこうやって威嚇するのだそうです。
自分のテリトリーがあるのでしょうね。
さて、お庭に到着すると、なんて素晴らしいのでしょう。
お花の色が優しいハーモニーを奏でて、
まるで、柔かい光に包み込まれるようです。
大好きなビオラや、チューリップにヒヤシンス
この上のお花、なんのお花だったのかしら。
また、どなたか教えてください。
可憐な色とりどりの、お花たち
チューリップは、まだあと少し
こちらは、いい感じ
うっとりする中、モネの家の中へ
グリーンで塗られた、縁取りが、なんとも素敵です。
残念ながら、中は撮影は出来ませんでしたが、
日本美術の影響を、かなり受けており、
浮世絵のコレクションがたくさん飾られていました。
日本びいきで、日本からの来客をことのほか
喜んだらしいです。
モネは、印象派の中では、一番の長生きで、
86歳で、生涯を終えました。
この、美しい環境が良かったのかもしれませんね
43歳から、生涯の半分を、
この庭とアトリエのある邸宅で、過ごしました。
創作以外の、ほとんどの時間を庭仕事に充てていたそうです。
下の写真は、庭で飼われている、ニワトリ。
なんだか、日本のニワトリとは、様子が違います。
フクロウみたいな顔をしています。
顔が撮れていなくて、残念。
上品なベージュ色ですね。
そして、あの”睡蓮”の池の方へ
ブルーからバイオレットにかけてのグラデーションが美しい
橋もグリーンに塗られているんですよね
モネは、69歳の時から、白内障をわずらい、
極度の視力悪化のため、4年程、ほとんど絵を描くことなく、
その後は、大画面に描くようになったそうです。
視力が悪くても、大画面に描き、遠くから眺めると、
なんとか制作できることがわかったからだそうです。
近くで見ると、なんだか判らないけれど、
離れて見るとなんとも素晴らしい、あの独特な画法は
目が悪かった事も、加味していたとは驚きです。
私も、かなりのド近眼。
コンタクト外して、ぼんやりした感じで絵を描くと、
もっと、良い絵が描けるかしら
現代の医学をもって、目を手術していたら、
モネの絵も、違うものになっていたかもしれませんね。。
画家の中では、早くから世に認められ、
比較的裕福だったモネですが、