愛する女に
愛しているはずの女に
愛しいと言えなくて

愛する男に
愛してくれているはずの男に
愛してほしいと言えなくて

いつの間にかぎくしゃくして
なんでもないフリをしているうちに
お互いに無関心を装って

期待を持たせないように
期待しないように

少しずつ距離は離れ
遠くなり

振り返ったときにはもう
姿は見えなくて


ただいま、と
大事にできなくてごめん、と

今すぐ顔を見せてやればいいものを

今さら何の成果もなく
手ぶらじゃ帰れないとうつむく


おかえり、と
ずっと待ってたよ、と

笑顔で両手を広げればいいものを

どうせまたいなくなるんでしょ、って
素直になれない
信じるのが怖い





どこの男と女の話?

いいえ、わたしの内側のハナシ。






前に出すぎている意識や
カラダにはりついている自我を引かないことには
自分も世界もカラダも観ることができない

けど
わたしはこれがなかなかできなくて

ずっとそうやって
周りを見張ってきたんだもん
なかなかできなくても、まぁ仕方ない


けど、引かないことには始まらない
これができなきゃ
あとのテクニカルなことも
全部邪魔しちゃうことになる
今は実際邪魔してる



思考パターンを変えて21日経過したら定着するんだっけか?
と思い出したので、
7月27日から日にちを数えながら
意識を引く、自我を引くことを意識することにした


ものすごい抵抗を感じた1日目

2日目、まず見なければならんのは自我の言い分だと気づいた

わたしの意識は自我と同化してたから
自我の言い分なんて観たことなかったんよね
いっつもぐるぐるごにょごにょ言ってるのは知ってたけど
ぜんぜん見えてなかった



自我はほめられたかった
認めて欲しかった

できないのに、一生懸命頑張ってきたから
要領が悪かったり
そもそも能力がないことも
一生懸命周りを観察して
周りと同じように同化して
人並み以上に先回りしてうまく立ち回れるようになりたかったから


そうなりたかったのはなぜか?
強くなって自由になりたかったから


それはなぜ?
誰の助けも借りずに
わたしがわたしの手でわたしを幸せにしたかったから



これが出てきたとき
泣きながら笑っちゃった

ちゃんと想い合ってんのに
なんでいつまでもからまわってんのよ、って

どおりで
自分で気づきたい
自分でやりたい
そればっかりでてくるわけだわ

2歳ぐらいの子供が、自分で!って
右左逆に靴をはいて転んじゃうみたいなことが
自分の中で起きていた


まぁ
平然としていたいとか
かっこつけたいとか
人に心の内を見せたくないとか
小賢しい思いからそうしていたんだけど



あちゃーーー
だけど
目的は一致してるんだから
あとは引くだけだ
引くことに慣れるだけだ



まだ出る
どんどん出る

気づいたら
ひとり脳内シミュレーションだったり
ひとり脳内小芝居だったり
繰り広げていて

自分を観てるふりして頭だけ全力疾走してる

そんなとき鏡見ると
顔でかっっ!!って思う

引いてやるととたんに圧が減る


たぶん
こうしてブログだの文字だの打ってるときは
確実にでかい

書くまいかとも思ったけど
なんか残しておきたくて
今書いている








そんなこんなで今日は4日目

朝起きて
ゴロゴロしながら胸の奥の痛みを感じて
手を当てていたらふと

わたし
このおっぱいたちにも
多大なるプレッシャーかけていたな、って気づく

おっぱいなんてさ
べき!とか、ねば!とか無縁でさ
ただ感情のままにふるふるして
広いお部屋でふわふわしてるものなのに

授乳終わってしぼんで
やせてしぼんで

削げているのを見たくなくて

ちょっとふっくらする兆しが見えたら
もう小さくなるなよ!
そのまま大きくなってよ!って見張ってさ


あーあー
いちばん自分がされたら嫌なことしてたーー






そしてもうひとつ


わたしはカスミソウの花束を見ながら

これはどうやったらバラの花束に変化するんだろう?
みたいなことを
漠然とした期待混じりで

ずっと思っていたんだな、って思った

バラの花束が欲しいのなら
バラの花束を買わなくちゃ
バラを育てなくちゃ

カスミソウの美しさに気づいたのなら
目の前にあるそれを受け取らなくちゃ


漠然とカスミソウを見ながら
心を決めた風になって
漠然といつかバラに変化するんじゃないかって
想いを馳せていたこと




目の前にあるカスミソウを受け取って
バラはわたしがわたしに贈る

そう決めた

















🌖🌖🌖🌖🌖🌖🌖


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