ここ数日、『獣の奏者』を読み返していて

どっぷり上橋ワールドに浸かっておりました😊





探求編が出版された頃
ちょうど妊娠中だったんだけど

中央林間駅の本屋で
続編出てる!と手にとって
パラパラっとめくるだけのつもりが
引き込まれて気づいたら1時間くらい立ち読みしてたという魔性の本😂
警備のおじさんに注意されて現実に戻ってきた💦
本も腹も重かったはずなのに夢中だった😂





本というのは不思議なもので


手でページをめくり

目で文字を追っていき

それを脳ミソで処理するという

めちゃくちゃ外の世界の解析という作業でありながら


内側に映像がうかび

その時々でちがう質感の風が吹き

音が響き、声が聞こえ


そして読み終わった後にも

その世界は内側に在り続ける

わたしが忘れてしまわない限り



良質のファンタジーの世界は

ファンタジーでありながら

やはりどこかに実在していて


作家というものは旅人と同義であり

その世界を最初に旅し

世界を見聞きし

そしてそれを語るのだろうと思います




🌖



その昔

小説家になりたいと漠然と思い

いろんな設定やらプロットやら書き散らしていたことがあった


けれど

実際にカタチになっていくものは

そうやって頭でこねくりまわしたものではなく


ふと、どこからかやってきたフレーズであったり

ふと見えた景色であったりして


それもわたしの意のままに進めようとすれば

いずれどこかで破綻し

終わりまでたどり着けなかったり



当時のわたしは

どこかに物語のなる木があって

わたしたちはその実をもいで来ているのだと思ってた


正しく調理し、咀嚼すれば

それらは血肉となり

正しく物語として紡がれるのだけど


変に手を加えようとしたり

その木までたどり着けなかった時には

物語には成らないのだと



🌖




わたしの好きな

骨太のファンタジー世界を描く人たちは

グランドトラインの方が多くて


上橋菜穂子さんも


水のグランドトラインから乙女座冥王星へのカイト
語り部で旅人で救済の人で
きっとヤンチャなところもいっぱいありそう
水星と海王星、物語の魔術師



荻原規子さんも

地のグランドトライン
だけどもうすこし複雑な術式、ホームベース
なんか、建築家、みたいなイメージがある
組み上げてゆく人



冨樫せんせも

月が頂点で、生まれた時間がわからないので
時間によっては崩れるかも…


ミヒャエルエンデもたしかそう


あぁ、皆様の出生時間も知りたい…🤤



🌖



わたしは長く潜水するチカラがなく


今の星読みも

ホロスコープという魔法陣があるから

たどりつけるのであって


世界をまるごと写しとるだけの器がないのかもしれない





グランドトラインをお持ちの方々は

おそらくわたしの潜水とは

また違った感覚なのだろう


もうひとつの世界までの距離が近いのかもしれないし

水鏡のように開いておくことができるのかもしれない



決して

小説家の方々が楽々と書いているとかではなく


自分の人生と並行して

すぐ近くに躍動する別の世界があり

ことあるごとに光や音が重なり主張を繰り返し

書き留めずにはいられないのだろうなと思う



完全調和の世界とも言われるグランドトライン


これを持っている人には

この世界はどんな風に見えているんだろうね










🌖🌖🌖🌖🌖🌖🌖


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※少しおろしているものの質が変わり
情報量が増えたよな気がするので
夏至すぎ頃をめどに値上げをするかもしれません