コミュニティを避けていたのは
自分を知らなさすぎたから
その中のひとつに
自力と他力の境界線
というのもあった
自分の力でやらないと
あの頃のわたしはそう思った
星読みが広まったのも
アートやアクセサリーが売れたのも
全部ぜんぶ
さやちゃんと
さやちゃんの王国の中で出会った人たちのおかげ
素直にありがとう!!!って受けとるだけでよかったのに
同じだけのものが返せないとか
これはわたしの実力ではないとか
なんかいろいろ思ったりして
ひとりでやってみなきゃって思った
どこにも所属しないわたしで結果出せるようにならないと
自分の力で
自分の作品の力で
みんなを振り向かせられるようにならないと
って
それ自体はちょっと立派なこと言ってる風なんだけど
コミュニティにいようがいまいが
振り向かせられる誰かがいなきゃはじまらないんだってこと
そしてそれはわたしの力ではどうにもならないんだってこと
わかってなかった
わたしを視界の端っこに
チラッとでも映してくれる人の存在って大きい
なんでもひとりでできるようにならなきゃ
そんな思いが強すぎて
ひとりじゃなーんもできんって
知らなかったよね
知ってたけど
とはいえ、自分で何とかしなきゃって、、
だれかの力ってすごい
もともと頼るより頼られるが好きだと思ってて
弱みなんて見せたくなくて
借りなんてつくらない
貸しがたくさんある方が安心
裏を返せば誰のことも信頼してなかった
子供がうまれるまではそんなだったわたし
じわじわと変わってきたけど
なまじ変なとこタフだから
時間かかっちゃった
だいぶいろんなところが緩んできたおかげで
ようやくわたしも心底
ひとりで頑張ることに疲れてしまって
もうひとりで頑張りたくない
もっと楽に生きたい
溺愛されたいって、願った
そしたら
気づいてしまった
わたし、息子にも親にも彼にも
もう十分すぎるくらい溺愛されてたってことに
ポンコツだし
好きなことしかできなくて
コンスタントにまとまった稼ぎがあるわけでもないのに
高齢者世帯だから家に若い人が居てくれるだけでありがたいよ、って
離婚して戻ってきてからずっと
お母さんはそう言ってくれてたし
遠距離の彼は定期的に
仕事の合間に
わたしに会いに来てくれる
いつもわたしの都合で短い時間しか会えないのに
この7年間ずっと
受け取ってないのはわたしだけ
できないところに引け目を感じて
溺愛されることを許してないのは
わたしだけだった
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