ホロスコープを見て

みんなそれぞれ違って
おなじ人なんてどこにもいなくて
ビバ多様性!すばらしい!!

って
ずっとずっと思ってたんだけど

肝心のわたしが
ついてきてなくて

最近ようやく
あ、わたしとおなじ人なんていねーんだな
って
やっと腑に落ちた

それどころか
わたしと合う人さえ
本当はどこにも居ないんじゃないかと思えて

ところどころがプラグのように
ピタリとはまる分
まったく共感できないときの
スン……(ФωФ)
ってなってしまう感覚がさみしくて

あぁ、わたしはこれを感じたくなくて
ずっと夢の中に居たかったんだな
って思った





身内から
昔の悲しかったりつらかったりする記憶を
ぶつけられることがよくある

否と言えないわたしへのお試しかと思って
その話はもうしないでと何度かぶつかってみたけれど


それはそのまま
悲しみをシャットアウトして
身の回りに浮遊させているわたしの姿だった



さみしさとか悲しみとか
感じたくなくて
そんな気配がすると瞬時に閉ざして
笑顔を保とうとする

そんな瞬間を
この間しっかりと自覚した
閉ざさないで!って内側から叫ぶ声まで聞こえた


同時に
過去に抱いて見ないフリしていたせいで
沸き上がってきた古い悲しみを
そのまま言葉で投げてしまって
大事な人をさくっと傷つける瞬間も見た


跳ね返そうとキレたり閉ざしたり
そういうことをしない人だから余計に
ただ静かに寄せて返す心の波間に
刃が吸い込まれていくところがよく見えて



わたしの中身がひねくれてるのは
もう仕方ないけど
そんなわたしの中へ
足場の悪いのに訪れてくれる人まで
傷つけるのはもういやだ






全部消化して
糧にして
ふかふかの土にして

訪れてくれたひとが
木陰で安らげるような
大きな菩提樹の庭になりたい