山羊座の支配星であり
水瓶座の副支配星である土星

ルール、責任、権威、権限など
ちょっと重たいキーワードが並びます

大人の世界のイメージ
老練な師のイメージ



山羊座は守られた世界で
その頂点に立つのは
土星という王様、権力者です

山羊座には少し硬いイメージもありますが
安心安全な守られた世界

一方の水瓶座は、広く開かれた世界です
主となる支配星は天王星
電撃的な改革、革命の星であり
新しい風(嵐)をもたらします

水瓶座は土星の世界を土台とし
そこにしっかりと根を張って
風の中へと枝葉を伸ばし
新しい世界へネットワークを張り巡らせてゆきます


この2つの星座の間で
土星という星の位置付けは
天から地へ

山羊座では天を覆う天蓋のような
膜のような役割を果たしていた土星

水瓶座へと移行した後は
広い大地となるのです



例えば学校

実際に学生だった頃は
校則があり、試験や課題があり
窮屈な思いを少なからず感じていたでしょう

けれど卒業して
大人になって振り返ってみると
あれは一種の楽園であり、輝かしい時間であったと感じる人も多いと思います

努力して勉強していれば評価してもらえた世界
次に会う約束などしなくても
学校に行けば会えた友達
学ぶために毎日しっかりと確保されていた時間

大人になって企業に勤めたり
フリーランスで仕事を始めたりすれば
努力がそのまま評価に結びつくかといえば必ずしもそうではない

友達と会うにはお互いの予定を合わせ
何かを学ぼうと思ったら時間を捻出しなければならない



大人になったらなったで
大人なりの自由や楽しみがあって
それが大人の醍醐味

それを味わうためには
自分の頭で考えて行動していくことが大前提となります

土星を使う、使いこなすことは
=大人になるということ

自分に責任をもって
自分の頭で考えられるようになるということ


教養やマナーなんかもこれにあたります

知らないと敷居が高いことばかりでも
知って自由に使えるようになれば行動範囲も広がります

将棋なんかも
ルールを知らないわたしにとっては
ただの木の駒が動くゲームにしか見えませんが
知っている人々にとっては
先日の王位戦などなど
とても上質な物語が繰り広げられているように見えるのかもしれません




今年の末には土星は、木星とともに
山羊座から水瓶座へと移り
風の時代の本格的な幕開けとなります

今自分の周りにある見えない膜、幕
それを窮屈にも鬱陶しく感じることもあるでしょう

けれど今一度
この満月の光とともにそれを見つめてみてください

よく見て、それの本質は何なのか
自分の世界線は今どこにあるのか

繊細で見えにくいものを
肌で感じてみてください

もういらないものであれば
脱ぎ捨てて超えてゆけばいい

まだ捨てたいのか必要なのか
見極めがつかないものであれば
味わい尽くすためにも寄り添って
その質感、感覚を大事にしてください

いずれ要らなくなるものであれば
時が満ちたら自然と剥がれ落ち
あなたが次のステージで自由に遊ぶための良質な土台となるでしょう

必要なものであれば
絆はより強固になるでしょう


世界をもっと自由に遊ぶために
必要なものが必要な時に
面白いところから届く

そんなルートが出来上がります