『山手西洋館世界のクリスマス2017』
フランス共和国
~幾重にも重なる花とほのかな灯りで織りなす館へ
まるで絵画のように美しくフランス中世のタピスリー『貴婦人と一角獣』へのオマージュをこめて~
ダイニングルームのもう一つの見どころ
「牡蠣のリース」
巨大な岩のように見えいるリースですが
実はこちら「牡蠣」=オイスターの貝殻でできております。
「フランスではクリスマスに牡蠣のリースが飾られるのですか?」とのご質問も(^^;)
ございますが、こちらはAtelierMoetオリジナルの巨大リースです♪♪
「牡蠣の恩返し」の温かなエピソードを聞いて心が熱~くなり
なんとかその思いを形にしたい!!!と強く思ったのがきっかけで制作に挑みました。
牡蠣の恩返しとは…
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山手111番館 フランスのクリスマス リース装飾
「牡蠣の恩返し」
ノルマンディーはヨーロッパでも有数の牡蠣の名産地です。
フランスでは1970年と1990年に牡蠣の病気が発生して養殖が困難に陥りました。
その時に日本の三陸の業者さんが「牡蠣の幼生」を送り窮地を救うことができました。
その後、東日本の大震災で三陸海岸が被災した際には「牡蠣の恩返し」をと
フランスが日本を助けてくれたエピソードを伺い感動を覚えました。
永遠に続く「和」をイメージして牡蠣の貝殻リースに仕立てました。
青い海のリボンとライト、アンティークの天使が日仏友好の息吹を投げかけています。
装飾:Atelier Moet
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ブルーのリボンは数種類を合わせて
オンフルールの海の色を表現してみました。
海中の泡のような夕暮れにともる灯りがロマンティック
【現場こぼれ話①】
100枚の牡蠣の殻を取り寄せていただき
選別しながら一枚一枚丁寧につなげて。。。総計18.9㌔!!!
あまりの重さに西洋館の壁を壊してしまうといけないので
背景の大きなボードを制作(➡以前のコンパネ運搬画像)
クラッキングという技法を学びながらペイント・・・
裁断。。。
たくさんの方のご協力を頂きながら制作してまいりました。
ちょっと裏話を画像にまとめてみました(笑)
山手西洋館世界のクリスマス2017 公式HP