ボクがよく歩くボードウォークにね(右恭)
ずっと不思議に思ってたんだけど…
ほら見えてきたよ
住宅とボードウォークの間に…
トタン板で囲まれた小屋みたいなのがあるんだ
それが何なのか!?
お向かいのOさんが教えてくれた(母)
それはいつも道で
猫に餌をあげてる女性2人のこと。
友だちワンコのママさんが
いつも怒鳴られるって怖がってた。
母も引っ越してきて間もない頃
橋の向こう側で猫に餌をあげてるから
見てたら
「何見てるー!!!?」って叫ばれた
常に自転車に大量の荷物を積んで移動してる。
2人は姉妹だった!
まさしく“悪魔のシスター”
Oさんが
絶対に目を合わしたらダメだって。
Oさんの息子の同級生だったらしい
あのトタン小屋でお母さんとおバアさんと
暮らしてて、そこから学校に通っていたって
えええー
たしかに…
トタンの破れた隙間からヤカンやお鍋が
見えてる 住んでたんだー。
怖くて足早に通り過ぎてたけど
トタンの家にまつわる話はまだあった!
ボードウォーク沿いに住んでる
柴犬わさびくんのママさんに
シスターズの話をしたら
弟もいた!と
えええーーー弟もあそこに!?
しかも、しかも
10年ほど前にそこで死んでて
えっ、えっ?
当時は弟だけが住んでいて
その横にある水車小屋で亡くなったという。
水車?
昔、隣町に田んぼがあって
そこへ水を流す送水場(というのかな)の
管理を仕事にしてたそうで
その管理人住居として
一家が暮らしていたということなのか。
たぶん この右側にあるのがその施設↘
複数の犬を放し飼いしていたため
発見時に犬が死体を食べてたらしい。
キャ~~~
まさしく怪死!
もちろん警察が捜査したらしい。
大島てるも知らないようだ~
そんな衝撃の実話を昨日聞いてしまい
レビューしようとしてた映画がかすんでしまった
ブライアン・デ・パルマ監督の
『悪魔のシスター/Sisters』 (1973)
* 一気に結末までネタバレます *
女優を目指すモデルのダニエルは
出演した番組で知り合った青年フィリップと
酒を飲み、自宅アパートで関係をもつ。
酒の席に現れた元夫だと言う男は
アパートの前でもダニエルを監視していた。
翌朝、
別室でダニエルが誰かと口論しており
姿は見せなかったが双子の妹だという。
フィリップは、誕生日だと言うダニエルに
買って来たケーキを見せようとした時
いきなりナイフで刺され絶命する。
ケーキには“ダニエル&ドミニク”と
書かれていた。
通りの向かいにあるアパートの窓から
殺人を目撃した女性記者グレースは
警察に通報するが
彼女は警察批判の記事で有名だったため
刑事たちの対応は極めて冷たかった。
一緒に入り込んだアパートに
死体はなく、事件の痕跡はなかった。
目を盗んで証拠を探しまくり
冷蔵庫の中に誕生ケーキを見つけるが
つまづいてぐちゃぐちゃにしてしまう。
夢でも見たんだろうと刑事に嘲笑される。
その直前にアパートでは元夫が死体をソファに隠し
血の跡を完璧に洗浄していたのだった。
ならば、とジャーナリスト魂を燃やすグレースは
出版社が依頼した私立探偵と共に
真相を究明することに。
清掃業者に化けた探偵がアパートに入り込み
ダニエルの医療記録を見つける。
そこに入室してきた配送業者が
ソファを持ち出すのを堂々と手伝う。
さすがプロ探偵!
あまりの重さに死体が隠されていることを
確信し、追跡することに。
医療記録によりダニエルとドミニクが
シャム双生児であったことを知り
過去にその記事を書いた記者を訪ねる。
資料の中に元夫が写っている写真を見つけ
医師であることが判明。
シャム双生児はそれぞれが
結婚生活を送っていたという記録があり
ただドミニクは姉が結婚するのが許せず
邪魔しようとしたので
元夫はふたりを分離することに!
その手術でドミニクは亡くなったが
その人格だけがダニエルに乗り移り
親しくなる男性を憎み殺していたのだった。
ダニエルと元夫を追跡したグレースは
危うく見つかりそうになり
近所で電話を借りようとするが
家人の様子が異様なことに気づく。
実はその一帯が精神医療施設だったのだ。
グレースは元夫の策略で
精神疾患の患者として拘束され
催眠術で「死体はなかった」と刷り込まれる。
グレースの横で眠っていたダニエルが
目覚め、メスで元夫を刺殺。
ダニエルは夫殺しで逮捕され
救出されたグレースは警察の問いかけに
「死体はなかった」と繰り返すのみ。
一方探偵はメキシコで
放置されたソファを
遠くから監視し続けていた。
ストーリーはおもしろいけど
ハッキリ言って
昔ならではのヘタクソな作りなので
優れた監督と俳優でリメイクすれば
かなりおもしろい傑作になると思う。
けど現代では扱えない題材かな…