『IT』と『恐怖の報酬』のオリジナルを観てみた( ゚Д゚) | 黒柴恭ちゃんと映画とアトリエ製作の日々

黒柴恭ちゃんと映画とアトリエ製作の日々

2017年11月東京から徳島に電撃移住♫
元気過ぎる黒柴♪右恭(うきょう)の甘えん坊&暴れん坊ぶりを
主に綴っています。
時々、愛する映画のレビューと
自宅アトリエでのバッグ製作にも触れています。
Webショップ《iichi もんてきいだ》にて販売中〜。

リメイクの『 IT“それ”が見えたら、終わり。(2017)』と

続編の『…THE END(2019)』が観たかったけど、

オリジナルが一番いとレビューにあったので

まずは1990年のTVドラマ・前後編を観てみた。

 

『スティーブンキング IT/イット』 (1990)

風に揺れるシーツの間に見え隠れする

不気味なピエロ“ペニーワイズ”。

それを見た幼女が

腕を引きちぎられた無残な姿で発見される。

メーン州デリーで連続して起こった子ども殺害事件。

7人のいじめられっ子たちそれぞれの前に

ピエロが現れては心の弱い部分をついて怖がらせていた。

洗面台から血があふれ出ていても

そばにいる大人にはそれが見えず

助けを求めることもできなかった。

不良グループからも目を付けられていたが

7人は自分たちを“ラッキーセブン”と呼び、

団結して戦うことに。

同じくスティーブン・キングの名作『スタンドバイミー』に

ピエロが現れたら血まみれのホラーになった、みたいな感じ。

 

子どもたちはピエロを“IT(イット)”と呼び、

下水道の中に退治しに行く。

追いかけて来た不良たちの一人は殺される。

7人も危ういところだったが

喘息の薬の“酸”をぶっかけてひるんだところに

パチンコで銀の塊をぶつけると頭に穴が空き

消えてしまった…チーン

ITは死んだのか…「もしまた現れたら集まろう!」と

約束をした。

そして30年後、

ひとりだけ街に残っていたマイクが

殺人事件の現場で過去に死んだ子供の写真を見つけ

ITの存在を確信しみんなに連絡する。

街を離れ各々活躍していた6人だったが

ひとりを除いて駆けつける。

そこでまた ITが様々な形で接触してくる。

かつての不良グループのリーダーが連続殺人の犯人とされて

精神医療病院に収監されていた。

そこにも 、ITに殺された仲間が現れてナイフを渡し

脱獄して奴らを殺すようにそそのかす。

 

おじさんになったメンバーが中華料理店に集まっていると

紅一点の女子が登場。

(おぉー!『刑事ナッシュ』の最初の妻だ!)

アネット・オトゥール!

それにしても ITの人をおちょくった ふざけた態度

腹立つわーむかっむかっむかっ

すぐ逃げ帰るか、闘いを挑むか

話し合っていた図書館の冷蔵庫を開けると

出ました!生首!

それはひとりだけ来なかったメンバーの首で

しゃべる、しゃべる。

実は彼は電話を受けてすぐに

バスルームで自殺していたのだ。

7人はやはり戦うしかないと下水道に向かった。

1990年とはいえ、

リーダー役の俳優の髪型ダサ過ぎないかーニヤニヤ

心配して追いかけて来たその妻。

何か見たことある女優だなぁ、誰だっけー???

あーオリビア・ハッセ―によく似てるわ。

けどまさかな、と調べたら

オリビア・ハッセ―本人だったポーンえーっ!

しかもガソリンスタンドで ITに捕えられて

下水道でこんな姿で発見される。

なんとー、ITの正体は巨大なクモだったー。

…って、またやってくれたなスティーブン・キング滝汗

どういう理屈でピエロが蜘蛛になるのか…

ホラーになると大体 意味不明のオチ。

悪魔の仕業だったっていうのと、どっちがましかって話。

何と!

このレビューをもたもた書いてるうちに

11月8日の金曜ロードショーで

『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』(2017)

が放映されるというニュースが!

R15指定部分を編集しての放送らしい。

 

『恐怖の報酬』 (1953仏・伊)

イヴ・モンタン主演、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督

こちらも

オリジナルがすごい迫力だと書かれていたので

観てみた。

ある中米の町に仕事を求めて集まった男たち。

フランス人のマリオもその中のひとり。

パリからやって来た中年男のジョーは

スーツを着て大物を気取っているが一文無し。

なかなか仕事にありつけず酒場で過ごす日々が続く。

ある日、町から遠く離れた油田で大火事が発生し

犠牲者が多数出た。

火がおさまらず、ニトログリセリンを使って

消火することになる。

現場までニトロを運ぶドライバーの募集に

巨額の報酬のため危険を顧みず集まった男たち。

面接で選ばれた4人。

ジョーは選ばれなかったのだが

運搬当日、なぜか一人が現れずジョーが行くことに。

2台のトラックに慎重に積み込まれたニトロ。

舗装されていない道路を走るだけでも危険な状況、

速度を考えて距離をあけて出発した。

大口をたたいていたジョーが実は小心者だと

出発直後に発覚し、マリオは不安になる。

長さのあるトラックが曲がりくねった山道を通るには

崖からせり出した腐りかけの吊り棚で

何度も切り返さなければならなかったり、

途中で逃げ出したジョーとのバトルもあり、

道をふさぐ巨大な岩をニトロで爆破したりと

命がけの試練の連続だった。

(*最後まで↓一気にネタバレ)

ホッとした一瞬に爆風を受けたマリオとジョー

ずっと先を走るもう1台のトラックが吹っ飛んだのだった。

そこに到達するとトラックは跡形もなく

大きく窪んだ地面は重油の沼になっていた。

ジョーが中に入って誘導することになるが

油で滑って転倒。

トラックが脱出不能になることを恐れたマリオは

止まることができずジョーの脚を轢いて走行する。

ジョーを助け上げ、やっと目的地に着いた時には

ジョーは息絶えていた。

ひとり報酬をもらったマリオは、恋人の待つ町へと

弾む心で向かっていた…が!

一瞬の油断でハンドルを切り損ね

崖から転落してしまったーーー

THE END

思わずつぶやいた「なんじゃこれ」

やっぱり古すぎる演技と演出ニヤニヤ

1977年にリメイクされたウィリアム・フリードキン監督、

ロイ・シャイダー主演のアメリカ映画の方を

観ればよかったーーー笑い泣き よね。

何かこっちもスティーブン・キングっぽいなニヤニヤ