昨日、ご紹介した動物イラスト 佐藤邦雄先生ですが
お話をしていても
絵描きとして同じ気持ちをお持ちなのだなと
感じる瞬間が何度かある。
その例としてこんなお話があります・・
以前の講演会で
私が「何年たっても頭のなかにあるイメージが絵として
うまく表現できない(描けないでいる・・)
ずっと追い求め描き続け今に至る・・・」このようなことを
お話をした時に
佐藤先生も大きくうなずいておられたんです。
そのことを後日先生にお聞きしたら
先生も今もって「追い続けている」との
お話をおききしました。
先生も今もって追い続けているのですか?と
お聞きすると先生からは
「若いころからずっと」・「変わらない・・」
そのようなものでしょ?と・・・
そうなんですよね・・
私も20年前も10年前も
そして今も・・・
こういう仕事をしていると
きっといつもその時その時で
高い理想を持ち続け挑戦をし続けるのでしょうね・・
佐藤先生のような巨匠が
このような気持ちで進んでいたら
私のようなものはいつもまでも
追いつけないですよね・・・σ(^_^;)
もっともっと精進しなければ
いけないと思う瞬間です。
そして
他にもいろいろと同じ意見をお持ちだと思う文章がこちら
先生がカレンダーに付けているご自身のコメントなのですが
最後の部分だけ引用をさせていただきます・・
「また生命はひとつの生命が成立する為に他の沢山の
生命で支えられている。どう巡って自分が
生かされているの分からない。
そんな分からない相手に寛容な心が大切なのかなあと
思うこの頃です。」
これで
例えば、私が良く講演会で話をすることなのですが・・
昔から生息をしている動物たちが
棲めない(生き難くなってきている)自然がある
彼らが生き難くなっている自然=地球は
果たして私たち人間にとってどうなのか?
廻りまわって私たちも生き難い環境になる・・
これは哲学的には
「ディープエコロジー」という考えになるのですが
この話と佐藤先生のコメントは
結びつくものではないかと思っております。
(^~^)