佐藤邦雄先生のことば・・・2018カレンダーより | 野生動物画家マンセルHKMのブログ

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野生動物画家・岡田宗徳の日記

昨日、ご紹介した動物イラスト 佐藤邦雄先生ですが

お話をしていても

絵描きとして同じ気持ちをお持ちなのだなと

感じる瞬間が何度かある。

 

その例としてこんなお話があります・・

 

以前の講演会で

私が「何年たっても頭のなかにあるイメージが絵として

うまく表現できない(描けないでいる・・)

ずっと追い求め描き続け今に至る・・・」このようなことを

お話をした時に

佐藤先生も大きくうなずいておられたんです。

 

そのことを後日先生にお聞きしたら

先生も今もって「追い続けている」との

お話をおききしました。

 

先生も今もって追い続けているのですか?と

お聞きすると先生からは

「若いころからずっと」・「変わらない・・」

そのようなものでしょ?と・・・

 

そうなんですよね・・

 

私も20年前も10年前も

そして今も・・・

 

こういう仕事をしていると

きっといつもその時その時で

高い理想を持ち続け挑戦をし続けるのでしょうね・・

 

佐藤先生のような巨匠が

このような気持ちで進んでいたら

私のようなものはいつもまでも

追いつけないですよね・・・σ(^_^;)

 

もっともっと精進しなければ

いけないと思う瞬間です。

 

そして

他にもいろいろと同じ意見をお持ちだと思う文章がこちら

先生がカレンダーに付けているご自身のコメントなのですが

最後の部分だけ引用をさせていただきます・・

 

「また生命はひとつの生命が成立する為に他の沢山の

 生命で支えられている。どう巡って自分が

 生かされているの分からない。

 そんな分からない相手に寛容な心が大切なのかなあと

 思うこの頃です。」

 

これで

例えば、私が良く講演会で話をすることなのですが・・

 

昔から生息をしている動物たちが

棲めない(生き難くなってきている)自然がある

彼らが生き難くなっている自然=地球は

果たして私たち人間にとってどうなのか?

 

廻りまわって私たちも生き難い環境になる・・

これは哲学的には

「ディープエコロジー」という考えになるのですが

 

この話と佐藤先生のコメントは

結びつくものではないかと思っております。

 

(^~^)