ローズの香り



先日、日比谷花壇さんでバラの花を買いました



急いでいたのでじっくり選ぶ時間もなく


束ねてあったローズブーケを手に取ったのですが



そのセンスの良さに


さすが日比谷花壇と頷きました




ルドゥーテのバラのような気品のあるバラも


気に入りましたが



「香水のようなバラの香りのブーケ」


と題されていたので


本当かな??と




ちょっと香ってみたところ


本当にみずみずしいダスクローズの香水の香りがラブ


まぁ素敵ピンクハートピンクハートピンクハート


と思って、帰ってすぐに花瓶に移すと




バラのいい香りは

バラの花からだけでなく



ローズゼラニウムの葉からも出ていたものでした爆笑


随分立派な葉だなとは思っていたのですが

バラの香りを楽しむためだけに

葉を大きく、花を落として育てられたのかな?と



日本の品質の良さに

感心いたしました乙女のトキメキ



こんな小さなブーケなのに

玄関がバラの香りに満たされています赤薔薇







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定期購読をさせていただいてますキラキラ


自分の備忘録もかねて

ざっくりと
感想を書かせていただきます鉛筆



第7号 アンナ・カレーニナ 読了


1877年刊行
作者 レフ・トルストイ


ロシア文学





冒頭ご紹介した薔薇の花のように


素敵な薔薇の咲き誇る表紙が素敵でした赤薔薇





トルストイについて


ドストエフスキー、イワン・ツルゲーネフと並ぶ

19世紀のロシア文学を代表する小説家です


「戦争と平和」の方が有名かな?

とも思ったのですが



アンナ・カレーニナは

オペラやミュージカル

宝塚などでも上演されているので


観劇されたことのある方も多いはず



どちらもイマイチぴんとこないという方

これは聞いたことありませんか??



イワンのバカ

こちらも、レフ・トルストイの作品です(笑)





第一巻 あらすじ



大まかにいうと


The 大人の恋愛小説





出だしからお不倫の始まり。




諍い争う兄夫婦の離婚危機を制止に来る


妹アンナ・カレーニナ



兄夫婦の揉め事を丸く収めた自分が、



まさかのその地で出会った若い将校と恋に落ち



不倫をおっ始めるという


ミイラ取りがミイラになる状態です。



しかも、相手は



自分の兄嫁の妹が愛する

結婚相手候補


だった人




アンナの兄の旧友は


兄嫁の妹に求婚するも振られてるし、




なんとも難解でデンジャラスな関係が絡まり合います。



そんなこんなで1部は終了。






2部はもっと波乱が巻き起こります。







思想家でもあったトルストイ。


パワフルな文章と表現で格言も多く深いです。



名言


今世界中の娘が二つの部類に大別されていた


ひとつは彼女を除いた世界中の娘全部


一つの部類は彼女ただ一人




この一文を読んで、


私はある一人の男性が思い浮かびました






ローランド様も
アンナ・カレーニナを読んだのでしょうか(笑)




子育て論、お国式



子供の運命は親が決める


というフランス式



娘に完全な自由を与えるイギリス式


この頃の結婚は以前のようではないわ

と悩む母。



今はそんな昔風は棄てなけりゃならない時代ですよ。


だって、結婚するのは子供たちで

両親ではありませんからね。



と周囲から言われるながらも




しかし、夫人は知っていた。

いくら他人がそんなことを言おうとも

たとえいかなる時代であろうとも



5つになる子供の

1番いい玩具は弾丸をこめた

ピストルだ

などということがあり得ないのと同じことだと。




表現がシュールで重い。ガーン


そして、現代でも子供の先行きに不安を感じる親御様は

多いこと(笑)


時代は変われど


親の心子知らず

という言葉は変わらないところなのかもしれません爆笑







その他、あんなカレーニナからの有名な格言として


幸福な家庭はすべて互いに似通ったものであり

不幸な家庭はどこも、その不幸の趣きが異なっているものである。



この言葉は


アンナ・カレーニナの法則


として知られ、



幸福と不幸についてだけでなく



成功の形は似たり寄ったりだが、


失敗の原因は人それぞれと



ビジネス界でも多く用いられる例えですね




何人も己が富には満足せざれども

万人、己が知恵に満足するものなり



これもサロンに集まる富裕層に対するトルストイの


皮肉が混ざり合った


思想家ならではの機知に富んだ名言な気がします。




トルストイ自身が富裕層出身なのにね(笑)




アンナ・カレーニナ 挿絵





その他に私が1番引っかかる表現が


アンナの旦那さまが掲げる信念について。





嫉妬は恥ずべき感情であり


相手を侮辱し自らを貶める。




という表現が強く書かれていること。




トルストイよ


なにかそんなに嫌なことがあったのかい?



と、心配しちゃいました🫤




いつの時代に読んでも

評価の高い作品であることは間違い無いと思います。



すいません、

今日はとっても長くなりました🙏







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第1号 高慢と偏見1

第2号 嵐が丘1

第3号 源氏物語1

第4号 若草物語

第5号 マンスフィールド・パーク1

第6号 ジェーン・エア1

第7号 アンナ・カレーニナ

第8号 高慢と偏見2

第9号 細雪

第10号 ボヴァリー夫人

第11号 嵐が丘2



次号のご紹介は


第8号 高慢と偏見2 です




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