道東の旅 | アトリエ空のキマグレ雑記帳

アトリエ空のキマグレ雑記帳

アトリエ空(クウと読みます)のこいずみきょうこです。
ツレヅレに制作した作品のカズカズ、トキドキ出掛けたサキザキでのことナドナド、キマグレに綴っていきたいと思います。

6/22(土)~24(月)、梅雨真っ只中の本州を抜けて、梅雨がないという北海道に行きました。

今回は今まで訪れたことのない道東です。

羽田から女満別、あんなに遠くでも飛行機だったら100分程で行かれます。

午後一で到着し、レンタカーで最初の目的地藻琴山(もことやま)へ。 そう、初日から登山です!

藻琴山は、日本最大のカルデラ湖屈斜路湖の外輪山で、標高は1000mです。・・といっても7合目までは車で行かれるので、実際に登るのは300mほど。 往復で2時間もあれば征せる初心者向けの山、しかも頂上からは絶景がのぞめるということなのですが・・・

あいにくのお天気でした。 

なんでも、ここ何年か梅雨のない北海道でも この時期雨がよく降るので「蝦夷梅雨」なんていうようになったとか・・・

風が強くて寒い! 軽装で行った私は、早々に退散しました。

 

そして宿に向かったのですが、途中屈斜路湖畔をちょこちょこ寄り道。

それにしても屈斜路湖は外周が57キロというから大きいです。

湖畔の至る所から温泉が出ているそうです。

砂湯では、砂浜を手で掘るだけで適温の温泉が湧出します。

キタキツネにも早速遭遇! かわいい! 子ギツネです。

 

この日の宿は、屈斜路湖畔、和琴半島の付け根にある「三香温泉」です。

鄙びた味わいのある宿です。

夕食をいただいて温泉に浸かり、この日は早くに寝てしまいました。

窓の外は雨。

 

2日目

前夜早かったせいか5時前には目覚め、早速露天風呂に。 極楽極楽!

朝食までには時間があったので、和琴半島を散策しに出かけました。

1時間位でぐるりと一周できる自然探勝路(約2.5キロ)があります。

針葉樹のトドマツや広葉樹のカツラ、オヒョウなど様々な木々が生育している森を歩くのは気持ちいいです。

途中、オヤコツ地獄なんていう恐ろしい名前の所がありました。

火山活動は今も続いていて岩から噴気が上がっています。

 

朝飯前としては若干ハードな散策を終え、宿に戻りました。

朝食

 

そして三香温泉を後にして、この日は秘境チミケップ湖のホテルでのんびり過ごす予定だったのですが、チェックアウトの際に宿の御主人がおすすめスポットを紙に書いて下さり、折角来たのだから・・とこちらも貧乏性なもので巡ることにしたのでした。

そのメモが

1 アイヌ民族資料館

2 さくらの滝

3 神の子池

4 多和平牧場

5 摩周湖(第1展望台)

6 津別峠

7 ノンノの森

のんびりのつもりが、忙しい一日と化してしまいました。

 

アイヌ民族資料館・・釧路出身の建築家・毛綱毅曠(もづなきこう)による個性的な建物

 

途中寄った硫黄山・・山肌から噴煙が吹き出し、辺りは硫黄の匂いがたちこめています。

噴気孔のすぐ近くまで行かれますが、目がシバシバします。

黄色の硫黄の結晶がきれいです。

 

さくらの滝は、6月中旬~9月上旬にかけてサクラマスの溯上がみられます。

これを見るためにたくさん人が集まるのだとか。

高さ3mの滝越えジャンプに成功するものは、なかなかいない。

 

神の子池 澄んだ水・・美しい色です!

 

360°の地平線が見渡せる多和平牧場。まさに でっかいど~!

お昼はここでマカロニグラタンを食べました。

 

裏摩周展望台からは霧で何も見えなかったのですが、ここ第一展望台まで来た時には晴れて、その美しい湖を眺めることができました!

屈斜路湖同様、摩周湖もカルデラ湖で最大水深212M、日本一の透明度を誇る湖だそうです。

インディゴブルーの湖面が本当にきれいです!

 

宿の御主人おすすめスポットの津別峠は霧がかかってやはり何も見えませんでした。

 

津別町ノンノの森にはかわいらしいクリンソウという紫の花が群生していて、ちょうどクリンソウまつりなるものも催されていました。(訪れた時には終わってましたが・・)

 

思いもよらぬ いろいろなおすすめスポット、どれも楽しめ三香温泉の御主人に感謝です!

 

そしてこの日の終わりは「チミケップホテル」

原生林に囲まれた秘境、チミケップ湖のほとりにある小さなオーベルジュです。

女満別空港からは1時間強ですが、途中ホテルまでの道は砂利道を数キロ走り、人家も何もない深い森にそのホテルはありました。 よくこんな所に建てたものだと思います。

静かな湖畔に佇むと、とても豊かな気持ちになれます。

しかもこんな秘境ともいえる地で本格的なフレンチが食べられるとは・・・

丁寧に作られた目にも美しい料理の数々に大満足です。

きれいな星空を眺め、夜が更けていきました。

 

3日目

朝食前にカヌーで湖にでました。

 

朝食は和食。

 

森を散策するとエゾジカに遭遇!警戒してこちらをみています。

ホテルの近くにキャンプ場があって、入り口にはクマ目撃情報の看板が立っていました。

こんなところにテントなんて張れないよぉ~。

 

朝食後は、ホテルから車で10~15分程の所に津別ホーストレッキング研究所の牧場があって、馬に乗せてもらいました。全くの初心者ながら、津別の山を約2時間トレッキングです。

サナ14歳 ♀ 大人しい馬で、嫌な顔せず(?!) 私を乗せて優しく歩いてくれました。

落馬することもなく、あっという間の2時間でした。

 

ホテルに戻ってゆっくり午後のひと時を過ごし、いよいよチミケップともお別れです。

もうちょっと滞在したかったなぁ・・・。

最後に湖を見渡せる森の中の展望台に登って。

森の深さがわかります。

 

そして一路女満別空港へ

途中に寄った、樹齢約1200年のミズナラの木

あの場で感じたオーラが写真では表現できていないなぁ。

 

空港近くのメルヘンの丘・・・美瑛の風景を思い出します。

 

そして一日は終わり、またしても日常に戻ってまいりました。