生きることは苦である。
釈尊の説いた「苦」とは
思い通りにならないということ。
思い通りにならないということを、
完全に受け入れると、ストレスが無くなります。
多くのストレスの要因は人間関係であると
言われることがあります。
なぜ、人間関係がストレスになるのでしょうか。
それは、他者を自分の望みに合わせようとするからです。
(1)他者に自分の思うように動いてほしい。
(2)他者に自分が良く思われたい。
(1)他者に自分の思うように動いてほしい。
これは本質的に100%クリアはできません。無理ゲーです。
思うように動かないがデフォルトになっていれば、
例えば、自分がお店で何かを他者に注文したときに、
注文した品を手元に届けて頂いただけで、ありがたい。有難い。
注文した品が手元に届けて頂けないことが当たり前の設定です。
思い通りに動いて頂いたら嬉しい、感謝という目線になります。
(2)他者に自分が良く思われたいというのも、
(1)につながりますが、
何かのときに他者に動いてもらうことができるというところに
なるでしょうか。打算です。
他者が自分をどう思うかはコントロールできないので、
そこに関与しない、うまくいくように働きかける必要がない。
自分の気分が良くなるから他者に親切にする。
見返りを期待して親切にするのは、ズレているのかもしれません。
自然体であることができればストレスは無くなります。
思い通りにならない。ということが原理。
思い通りにならないのが当たり前という見方で
「苦」は激減です。