私は30代で両親を亡くしています。
2人とも余命宣告を受けましたが
母親の時は、本人に真実を知らせませんでした。
「最後まで笑顔でいて欲しい」
彼女の性格を考慮して、父親が出した結論でした。
それが正しかったのかは、分かりませんが
孫(私の娘)にとっては良かったかもしれません。
「おばあちゃんは、いつも笑ってたね」
その3年後、父親が入院。
余命宣告を受けたと、父本人から聞きました。
それからは、あっという間でした。
父の遺品整理をしていた時に出てきた
見覚えのないUSBです。
父の字で、“私の名前” と “重要” と
書いてありました。
その中身は・・・
葬儀に関すること、保険の請求方法、
財産分与、連絡して欲しい人、
喪中はがきの原稿・・・
どんな思いで、これを作っていたのかなぁ…
娘の一言で、父のことを思い出し
終活って何だろう…と改めて考えました。
「これからの人生を自分らしく生きる、エンディングノート講座」
終活って、単に死の準備ではないんですね。
人生の終焉を考えることで、自分を見つめなおす。
自分のためにも、家族のためにも
終活ノートを書いてみようと思います。