今日も春の陽気に包まれて
ちょうどいい感じの気候です。
家は置いておきたいのはやまやまですが
私が経験した「実家のしまい」の記事ですが、
特に同年代の方々から
とても興味を持っていただいています。
もうすぐ自分ごとになるから、
記事を読んで、背中押されました
などとメッセージをいただくことも。
実家のしまい〜その4〜では、
モノの処分について書きました。
今回は、一番大仕事となった、
不動産の売却についてお話ししたいと思います。
私の実家は、娘たちが家を出てから
両親が二人で住むために建てられました。
でも、二人だからと言って
慎ましやかな家ではなく、
娘たち家族が帰ってきた時に
みんなが泊まれるようにと
父が自分で設計して、
贅沢すぎる広さとなりました。
生前、父の願いは叶い、
孫たちとも楽しく過ごした家です。
その両親の思いがいっぱい詰まった家を
私たちの代で手放すことには、
大きな抵抗がありました。
でも、やはり維持するのは大変です。
築30年以上なので、
屋根や外壁、内装も修繕が必要になっています。
エアコンや給湯器などの機器類も
取り替え時期が迫っているのも現実です。
そして、固定資産税は何もしなくても
毎年支払うことに。
いつかは手放さないとね、
と言ってきましたが、
この「いつかは」は本当にいつかわかりません。
だから、ここは思い切って動きました。
そして、売却へ
まずは、どの不動産会社にお願いするか?
知人に紹介してもらったところに相談しました。
この時の条件は、
買い取ってもらうこと。
一般のお客さまへ売りに出す方法が主流ですが、
広告に出ると、もちろん見に来る人がいます。
その場合の対応が大変なことと、
時期的にいつになるのかがわからない。
もちろん、買取よりも希望の価格で
売れるかもしれませんが、
できるだけ手間を省きたい場合は、
買取の相談が良いと思いました。
そこで、知人の業者さんから
おおよその市場価格から
査定を出してもらいました。
ここで、大体の価格帯を把握できました。
でも、そこで決める前に
一応他の不動産会社にも見積もりを取ることに。
大きな金額なので、一社で決めるのは?ですからね。
ネットにある一括見積もりのサイトで依頼すると
即座に2社が上がってきました。
ここで、同じ条件で買取の見積もりを。
その時で3社の金額がわかり、
一社が少し高い金額が出てきました。
知り合いのところには悪いのですが、
やはり、少しでも高い方がありがたいですね。
ということで一番高いところに決めようと思いましたが、
ある情報で「大手を一社入れるのが賢明」と。
そこで、ある大手の不動産会社に問い合わせ、
見積もりを出してもらうと、
ちょっとびっくりな金額。
先に声をかけていたところに相談しましたが
どう考えてもそれには及ばないという回答でした。
一体何が違うのかな?と思いましたが、
買主さんもとても良心的。
そして、無事に売買契約ができました。
引き渡しまでの期間は
契約の際には、引き渡しの日を決めます。
昨年11月末の契約で、
引き渡しは3月末になりました。
ただ、この引き渡しまでの4ヶ月間ですが、
気持ちがなかなかついていかず、
作業が進みませんでした。
もう少し期間を長くしておけば、
なんてことも思いましたが、
きっとどれだけの期間があっても
同じなのです。
やる時はやる!で一気に進める。
これしかないですね。
とはいえ、自分でできることに
プラス撤去業社などの手配が必要です。
3月というと引っ越しシーズンなので
早めに相談、見積もり、実施へ。
そして、長くなればなるほど
また精神的な部分の消耗も続くのです。
最終的には、
まだまだ思い残す部分もありながら、
予定より早い引き渡しができ、
気持ちが楽になりました。
今も、思い出します。
でも、もう心の中に残っていることで、
私には十分だと感じられるように
なってきました。
こうして、実家のしまいを終えることができました。
みなさん、私の忘備録「実家のしまい」を
読んでくださってありがとうございました。
これを書き終えて、
私自身も「まとめ」ができ、
完了した気持ちです。