こんにちは。
青い額縁です。
もー、寒いんだか暑いんだか!
でももう11月だから外出先ではクリスマスソングが耳に流れ込んできます。
そろそろ体感も季節相応になるかなあ。
ニットとか着たいけど家では今も半袖です。
今月もフランス額装講座より受講生の完成作品をご紹介いたします。
ドキュモン(中の作品)の周囲にデコレーションカットした斜め断面を施す
froufrou フルフルと呼んでいる課題作品です。
フルフルとは訳すと「ひらひらした」です。
アンティークなスウィーツが描かれたポストカードが華やかな額装に収まりました。
優しげな淡いトーンが上品で、よーく見ると描かれているのはクリスマスケーキです。
今から飾るのにちょうといいシーズンです♪
【ドキュモン】
Christmas cake
Catalogue cover from "Huntley & Palmers"
England 1903
ドキュモンの乗ったマットをV字の山型に傾斜させて仕上げる課題作品です。
傾斜の上下に雰囲気の異なる紙を貼り、スタイリッシュな額装になりました♪
少し斜めに首をかしげたお洒落でアンニュイな雰囲気のイラストによく合っています。
そして何と言っても、CHANELのリボンの使い方が素敵!です
額縁も厚紙でご自身で製作されています。
ドキュモンの周囲に細く切った紙で編み込みを作る課題作品です。
編み込みにする紙をデコレーションカットのできるハサミを使ってカットされ
華やかさと可愛さを増し増しにしています。
マットに張ったレースペーパーと肉球スタンプもいいですね♪
額入れはこれからですが、赤又はパステルピンクの額なんていかがでしょう?
華やかな額装になりました。
ドキュモンの周囲にえぐれたようなカーブの斜断面を作る課題作品です。
通常の幅広斜断面とはカーブの角度が逆です、と言うとわかりやすいでしょうか。
微調整が大切な角の合わせ方が肝心ですが、綺麗に仕上がりました。
額縁は使わずにペーパーフレーミングで仕上げています。
パステルカラーで統一感がありますね。
ドキュモンはポストカードで福田利之さんのイラストです。
パス(マット)に開けた窓を螺旋状に重ねる課題作品です。
ドキュモンは2001年製作のミュージカル映画『ムーラン・ルージュ』のパンフレットをポストカードにしたものです。
色選びが秀逸で華やかな映画の世界観が伝わります。
色の重ねを決めるにあたって数多くの候補の紙から選びに選んだカラーリングだそうです。
とても印象的で悩んだ甲斐がありましたね!
入会後3作目に製作して頂く垂直断面とフィレ(ライン装飾)の課題作品です。
チップ&デールのクリスマスカードに模様紙で作ったフィレが楽し気な雰囲気を加えています。
この課題では木製の額縁に釘打ちして仕上げる本額装も体験していただきます。
フランス額装を学びに来て釘を打つなんて!と驚くかもですが(私はそうでした)意外にも皆さん難なくこなされます。
こちらも今、ジャストシーズンに飾れますね♪
今回の最後はご自身の手刺繍をマットに貼って指輪を額装した作品です。
「文字が彫られた指輪を立てた状態で額装したい」とご希望でしたので額の内側を箱状にして奥行きを作り、刺繍をした生地の下にはキルト芯を貼って指輪は糸で縫い留めました。
箱状に作った奥行きの内側には淡いミントグリーンの化粧紙を貼っています。
白いお花のスタンプワーク(立体刺繍)が素晴らしいです。
刺繍図案は
『大塚あや子の花刺しゅう』 高橋書店
よりアレンジされています。
指輪は今年の春に亡くなられたお母さまの形見です。
心を込めた刺繍をあしらって大切に額装されました。これでいつでも目に触れられます。
きっとお母さまも喜ばれているのでは、と静かな気持ちで思いました。
スキャボロー・フェア
今年の秋薔薇は夏が暑かったからか
お手入れが行き届いていないからか
咲き具合がよろしくない。
だから
ごくごくたまにいい色合いに咲いてくれるとこの上なく可愛いです。
自然のものだからいつもいつも上手くは行きませんが、それもアリと受け止めてます。
思うように咲かなくてもあまり突き詰めないで、咲いたら可愛い可愛いと言ってあげようと思います。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。