わたしのおばあちゃん(90歳)の、今のガラス絵作品です。
絵のなかのひとびとやものを、
「かわいらしいなぁ」と微笑みながら、せっせと描き込んでいるところ。
メリー・クリスマス。
気がつけば、もうクリスマス。
外はとても寒い。
おうちのなかは温かい。
「今年はサンタさんが子犬を連れて来てくれるんやで」
「子犬が遊ぶおもちゃをつくってむかえようか」
そんなことを話しながら、こんな手のひらサイズのかわいい子犬が先に生まれました。
「サンタさんがまちがえてトナカイか、オオカミの子どもを置いていったらどうしよう?!」
そんな心配もありながら、未だ見えていないクリスマスの朝を想うこと。
その表情は、明るく温かい。
これは、とてもとても小さな足をもつだれかがはく、靴です。
だれがはくかはわからなくっても、この靴を手にとれば、
手のひらがふわっと柔らかく温もるような。
来年のカレンダーを紙版画で作りました。
雪は冷たい。
けれど、雪と遊ぶうれしさは、温い笑顔。
ものをつくったり、描いたりすることは、
みえないものをみえるようにすること。
みえていないけれど、みえていることを、誰かと一緒にみるようにできること。
こころのなかに思い浮かんだものを、
今この世界で、自分の手でふれることができるようにすること。
メリー・クリスマス。
温かなクリスマスをみなさまが迎えられますように。