船井流経営法の神髄とは? | 境目研究家@ありさん。

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【今日の良い言葉 1015 (284)】
 
おはようございます。
今日も、いつもの倉敷からの配信です。
 
 
今日は久しぶりに
小・中・高と一緒だった皆さんとの
同窓会です。
 
 
台風もまだ来ないようなので一安心。
ワクワク楽しみです。

 
では早速今日の良い言葉。
今日も『致知』最新刊11月号より、
船井総研ホールディングス社長
高嶋栄氏のお話です。
 
 
舩井先生の書籍は沢山読みましたが
そのなかで一番共感し、
実行に移すよう心掛けているのが
「長所伸展法」でした。
 
 
今回のインタビューで
船井流経営法の神髄として
取り上げられているのを見て
嬉しくなりました。
 
 
お楽しみ下さいませ。
 
 
今日も一日、
愛と光と忍耐で
喜びに満ちた日となりますよう
お祈り申し上げます。
 
 
コメント楽しみにしております。
 
 
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船井流経営法の神髄とは?
 
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私が入社して十年目、
会社創業から二十年目の節目に
舩井幸雄は社長を後進に譲り、
会長に就任しました。
 
 
会長として社業に関わるとはいえ、
いつか舩井幸雄は引退する。
 
 
そのことをリアルに感じた瞬間でもあり、
同時に私が船井総研に骨を埋めると
腹を決めた出来事でした。
 
 
会社から舩井幸雄という大きな存在が
いなくなる時、
だれかがその魂を継承しなければならない。
自分もその中の一人になろうと
思ったのです。
 
 
そうして、二代目、三代目社長から継承し、
私が引き継いで三年目にあたる昨年は
ホールディングス全体で
売上高百億円を超え、
社員数も約七百名の組織へと
成長してまいりました。
 
 
日本の多くのコンサルティング会社は
十名未満の組織がほとんどの中で、
なぜ当社はこれだけの企業規模になったのか。
 
 
それはいまなお舩井幸雄の考え方を
コンサルティングのベースに置き、
その軸をブラさないからだと思います。
 
 
船井流経営法の神髄は
「長所伸展法」です。
 
 
コンサルタントの世界は、
例えばMBAなど、
外資系の手法が注入されやすい業界であり、
そのアプローチ方は短所改善、
問題解決型です。
 
 
数々の問題点がある中で、
売上げに直結しそうな課題を
一つだけ取り上げ、徹底的に改善する。
 
 
すると売上げが上がるという理屈ですが、
仮に売上げは上がっても、
利益は上がらないケースがほとんどです。
 
 
懸命に短所を改善して
人並みレベルに近づいたところで、
人並みの会社が高い利益を出せるほど
昨今のビジネス社会は甘くないからです。
 

もちろん、我われもクライアントの
企業様を分析すると、
山のように出てくる短所に、
長所が埋もれていることが大半です。
 
 
しかし、そこからが腕の見せどころです。
 
 
どこからどうやって長所を抽出するか。
その長所をどう磨き込み、
お客様にとってピカッと光る
魅力的な長所として提供するのか。
 
 
そういう日本的な「長所伸展法」の
コンサルティングを貫いてきたことが、
今日の船井総研の発展に
繋(つな)がっていると思います。


高嶋栄(船井総研ホールディングス社長)
 
 
(月刊『致知』2014年11月号 特集「魂を伝承する」より)