ビジネスが真理を伝道する最強の器 | 境目研究家@ありさん。

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世の中色々な境目があります。成功する人しない人、うどんの関東ダシと関西ダシ、氣になる境目研究します。

【今日の良い言葉 450 (084)】

おはようございます。

今日から中国出張に行って参ります。
今回の出張、申請の際、
最後の最後に大波乱がありました。

逆風が強ければ強いほど
飛行機は高くまで飛べると
聞いたことがあります。

大義に対してブレることなく
志事に邁進したいと存じます。


「すべては天が見ていてくれる」


天に対して恥ずべき仕事は
しないように懸命に働いて参ります。


さて、今日の良い言葉は、
450回記念に相応しい素敵なお話です。

昨日の続き、
致知4月号のインタビュー記事より。

「銀のさら」等を展開する
レストラン・エクスプレス社長
江見朗氏のお話です。


”ポジティブだけ。
どこまでいってもポジティブだけ。”


覚悟を決めて渾身を込めて生きる、
勇氣を頂きました。


今日からまた
新たな一週間が始まります。

皆様の今日一日が愛と光と忍耐で
喜びに満ちた日となりますよう
お祈り申し上げます。


コメント楽しみにしております。


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ビジネスが真理を伝道する最強の器

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【記者】ピンチをチャンスに
転換されたわけですね。


【江見】
私はそういう発想じゃないんですよ。

よく悪いことが
大きなジャンプのきっかけとなった
という表現がされるのですが、
すべてが

「必然、必要、ベスト」

なんです。


「ポジティブとネガティブがあって、
ポジティブなほうがいい」

という、いい加減な生き方をしては
ダメだと思います。


【記者】選択するものではないと。


【江見】そう。ポジティブだけ。
どこまでいってもポジティブだけ。


よく私も

「どこまで怒らないのですか?」

と聞かれますが、

「どこまでもです。」

と。

殴られようが、
裏切られようが、
怒りや復讐(ふくしゅう)の思いはないと。


なぜかと言えば、

「幸せになりたい」

からです。


人間は幸せになるために
生きているわけです。

お釈迦様も、怒りは人間の三毒である

「貪瞋痴(とんじんち)」の
「瞋」として、
結果不幸になると言っています。


そして私たちは生かされていますよね。
寝ているとき、
根性で心臓を動かしている人はいません。

自分の意志で生まれてきた人もいない。

神でも、仏でも、
サムシング・グレートでも
なんでもいいけれど、
何らかの意思で私たちは生かされている。

その大いなる意思はやっぱり

「幸せになれよ」

と願っていると思います。

「苦しめ」

とは思ってはいないはずです。


では、その願いに人間は
どうやって応えるのか。

それは

「ああ、ありがたい」

という感謝であり、
いま生きていることを
完全燃焼することでしょう。


【記者】いま、渾身を込めて生きる
ということですね。


【江見】人として正しく生きる
ということは、
これまで宗教法人や財団法人が
世直しで広めてきました。

私はそれをビジネスで広めていきたい。

いや、
むしろその真理を伝道していくには、
ビジネスが最もパワーのある器
じゃないかと思うんです。


凡人である我われが事業を通して
精いっぱい生きることであったり、
怒らず、正直に、ポジティブに
生きることを追求していく。

すると物質的な豊かさも享受できて、
社会に貢献できる。

そうしてビジネスで結果を出せば、
みんながそのノウハウに
興味を持つでしょう。

今度はそれに氣づいた人が売上げを上げ、
豊かになり、
社会経済もよくなっていく。


私はそういうスパイラルを、
このREXという会社を通じて
やっていきたいと願っています。



(『致知』2013年4月号 特集
「渾身満力」より)