いまこそ日本の出番 | 境目研究家@ありさん。

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【今日の良い言葉 370 (004)】

おはようございます。

今日は会社の仕事始めです。

自分自身の仕事始めは1月2日にシステム変更で
出社しましたので既に終了しております。

元旦に立てた計画を実行に移したいと存じます。

今年は「年男」。
それに相応しい飛躍の年にしたいと思います。


さて早速、今日の良い言葉は、
昨日の続き。

『致知』2月号掲載の
村上和雄とやましたひでこさんの
対談の続きです。


小生の師匠から今年も年賀状を頂きました。


それに記されたメッセージは、

「モノ」にとことんこだわれ。
「モノ」の発する声に耳を澄ませ。

でした。


今回の対談の中にもあります、

モノに宿る命を感じ取る

という日本的な発想。

小生はいい師匠をもてて幸せです。

師匠の志を引き継いで、より発展させて
いきたいと考えています。


今日は金曜日。週の〆の日でもあります。
一週一週きちっと〆て参りましょう。


皆様の今日一日が愛と光と忍耐で
喜びに満ちた日となりますよう
お祈り申し上げます。


コメント楽しみにしております。



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いまこそ日本の出番

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【村上】モノに宿る命を感じ取る
というのはとても日本的ですね。

そういう日本の素晴らしい精神性が、
断捨離を通じて海外でも理解される
ようになると嬉しいですね。


【やました】先日、
ロサンゼルスとニューヨークで、
現地の日本人の方々にセミナーを
したのですが、
皆さんこれをぜひアメリカの人たち
にも伝えたい、
と言ってくださいました。


そういう動きが盛んになってきたら、
日本のそぎ落とされた
静謐(せいひつ)な美、高い精神性、
文化性が海外に向けて発信されて
いくことになります。

そうなったら
個人の自己肯定感だけでなく、
日本人としての自己肯定感も
きっと取り戻せると思いませんか。

ですから断捨離は、
日本人でよかったなって実感できる
ツールにもなり得るんです。


【村上】僕はこの間、
ダライ・ラマ法王を日本に招いて
シンポジウムを開いたんですが、
彼は二十一世紀は日本の出番だと
言っています。

和の精神を持ちながら、
西洋の科学・技術文明と経済力を
取り入れ、
そのバランスを保っている国は
日本しかないと。

実際に日本人の評価は
海外では非常に高いんです。

特に大震災以降、
日本人が示した他人を思いやる心や、
規律を守る姿勢など、
日本の美質が高く評価されていて、

いまや日本人であることそのものが
世界に誇るべきブランドだと
言う人までいます。


【やました】素敵ですねぇ。


【村上】問題は、我われ日本人に
その自覚がないことです(笑)。

だから僕も講演で盛んに、
日本人の出番ですよ、
出番にしましょうよと
訴えているんです。


やましたさんにも
そういう使命があるんだと思います。

何の後ろ盾もなく
一人で始められた断捨離が、
ここまで多くの支持を集めているのは、
きっと使命があるんですよ。

サムシング・グレートに
見込まれているんですよ。

断捨離を片づけ術を超えた
人間革命の道として、
さらに深めて欲しいですね。


【やました】ありがとうございます。
私と同じようにヨガ道場で、
断行、捨行、離行を
学んだ方はたくさんいますが、
どういうわけか、
私がそれを外に向けて発信している。

いったい何が、誰が、
私をそうさせているのか、
いろいろ考えた時期もあります。

でも結局、引き受けたからには
やるしかないと決心したんです。

なぜ私なのかと
考えるのはもうやめようって。


いまは、断捨離で世界は変わるという
根拠の無い確信に突き動かされています。

そのエネルギーをサムシング・グレートが
与えてくれているような氣がするんです。


【村上】やましたさんには、
サムシング・グレートに対する深い信頼が
あるんですね。


【やました】はい、
私たちに生命を与えてくれているのは
サムシング・グレートなんでしょう。

もともと繋がっているわけですし、
断捨離で身の回りの詰まりを取り、
心の詰まりを取っていけば、
両者を繋ぐパイプも太くなって、
活動を後押ししてくれる
たくさんのエネルギーが流れ込んでくると
思うのです。


登山道で言えば
まだまだ三合目くらいですが、
サムシング・グレートを信じて、
断捨離に共感くださる方々と一緒に
これからも歩いていけたらいいなと
思います。


【村上】ぜひ頑張ってください。



やましたひでこ
(クラスター・コンサルタント)

村上和雄(筑波大学名誉教授)



(月刊『致知』2013年2月号 連載「生命(いのち)のメッセージ」より)