当然の限度の高い社員。 青天井型社員 | 境目研究家@ありさん。

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【今日の良い言葉 363】

おはようございます。

今日は会社の納会です。

順風から始まった今年も、
途中思わぬ逆風が吹き荒れました。

物語の基本、起承転結を絵に描いたような
ストーリー展開。

連ドラの”純と愛”を地でいっています。

今月になってお話は
今年の結章に入ったようです。

来年へ飛躍を感じる結章となりました。
そのお話も今日の納会で〆です。

今年は色々ありましたが、面白かった。

来年は益々面白い物語が楽しめること
ワクワク致します。

何てったって年男ですからね。



さて、今日の良い言葉は
致知出版社HP『人間力.com』よりのシェア。

本屋をのぞいても、
最近のビジネス書のはやりは”リーダー論”
なんでしょうね。

たくさんの本が置かれています。

Facebookでも色々な”リーダー論"を
シェアして参りました。

今日も一つのリーダー論のご紹介です。


今日は今年最後の金曜日。
大切な〆日でもありますね。

では皆様、今日も愛と光と忍耐で
喜びに満ちた一日になりますよう
お祈り申し上げます。


コメント楽しみにしております。
 

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当然の限度の高い社員。
青天井型社員。

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これもまた難しい質問ですね(笑)。

先程いったように、
私は仕事にのめり込む人間なんです。

でないといい仕事ができない
と思っている。

経営計画書にも、
切望する社員の人間像として
そう明記しています。


第一は、
仕事に対して、
こうしたいああしたいという
強い「念」を持っている人。

第二に、
その仕事を成し遂げる
「パワー」のある人。

第三に、
その仕事に「のめり込む」人。


この他に何項目かあるのですが、
例えば、

「当然の限度の高い社員。青天井型社員」

というのがある。


たとえば、
ソフトバンクという会社は
翌日決算のできる会社です。
普通は翌月に月次決算が出ない会社が
いくらでもある。

そんな会社で翌日決算を出せといっても、
そんなことは無理ですとなる。

しかし、
社長の私はいろんな会社を見てますから、
そんなことは「当然できる」という。

それが「当然の限度が高い」
ということです。

その限度は上層部の人間ほど
高くなっていくもので、
社長が一番高い。

社員にも「当然の限度」を
高くしていってもらいたい。

そして最後には、何でもできるという
「青天井型の社員」になってもらいたい。


       * *


そしてもう一つ私のエネルギーの
元といえば、
くよくよしないことです。

中村天風(てんぷう)先生の本に
こういうのがあります。

虎に追いかけられて木に登ったら、
木の上から大蛇が出てきた。

枝に逃げたら、ポキッと枝が折れた。
下は断崖絶壁。

蔓に飛び移ると、ポリポリと音がする。
見上げるとリスが蔓を噛んでいる。

「さあ、どうする」と聞かれた天風先生は
何と答えたか。

先生は「落ちてから考える」(笑)と
おっしゃったそうです。

私も「落ちてから考える」タイプの
人間なんです。
頭には「いま、ここ」しかない。

過去の過ちも功績も

「そりゃそうだろう。
それでよかったし、当然なんだ」

と認め、
受け入れ、悲観せず、
有頂天にもならない。

また、将来のことは、
戦略や予測は真剣に考えるが、
思い煩うことはしない。

過去も未来も、
煩いをスッパリ切り捨て、
いま、ここに集中する。

これを前後際断(ぜんごさいだん)
というそうです。


長谷川常雄(キューサイ社長)


(月刊『致知』1997年5月号 特集「リーダーシップの本質」より)