July 5 2022(旅行準備期間)


パソコンの画面上には以下の内容で予約を確定しますと出ており後は予約確定ボタンを押すのみと言う状態、もちろん即押下する。


羽田空港の駐車場ネット予約はひと月前から開始される。繁忙期は争奪戦、と想定していたので当然2台のPCとスマホにて待機し開戦時刻と同時にリロードしたのであった。


数分間虚しく回り続けるカーソルアイコン。もしやというかやはりというか、いわゆるカゴ落ちだ。

ダメ元でヘルプセンターに電話。丁寧な応対と共に予約は不成立ですとの説明があった後、こう言われた。『あの、こんな事を言うのは差し出がましいかもしれませんが、5時までに来られませんか?その時間ならおそらく空車ですよ。』





 Aug 4 2022


恒例の出発時バタバタ&忘れ物取りに帰る行事を終え環七へと出たのが4:50、スマホのナビだと到着時間は5:14、そんなに早く着く?と疑いつつ首都高の長いトンネルを抜け空港中央を降りるとほぼピッタリ5:15だった。そして目指すP3駐車場の壁に燦然と輝く緑の文字。空港関係者の言葉に嘘はなかった。

(連絡通路である4F以外は全フロア空車ありの状態)


  


荷物を預け6:30を過ぎ、ようやくチラホラカフェなども開き始めたが我々が向かった先はPOWER LOUNGE NORTH。一般向けのラウンジなので各社ゴールドカード所持なら無料、無くても大人1,000円、子供500円そこそこでフリードリンクかつ静かな時間が過ごせる。中途半端なカフェで5〜600円使うのであれば圧倒的にこちらがいい。

ゆったりまったり、アイスコーヒーを啜りリアルゴールドでエナジーチャージして、めちゃくちゃ綺麗なトイレで用を足し、すっかりリフレッシュしてゲートへと向かう。


場所が少し分かりにくい事もあってガラガラ。


さすがにモーニングビールはやめといたけど、この値段なら全然アリだよな。


ソーシャルディスタンスでより一層ゆったりと座れる状態なのは嬉しい。


フレッシュジュースやアイスコーヒー、豆から挽くコーヒーマシン、さらにコーラとリアルゴールドはスタッフに声をかけると缶で提供される。


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ひとつ前の便がバードストライクで状況確認中との事で、滑走路手前で30分ほど待機。曇天の空の下いよいよ離陸。


1時間ほど前まで雷雲があったため遅れが出ていた。


乗車率(?)90-95%くらいでチラホラ空席がある感じ。


世の中的にはもうアレだけど、うちの子は大満足の鬼滅コラボ。


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ほど無くして那覇空港着。天気予報通りの気持ち良い快晴。さてスケジュールではランチはゆっくり食べる時間があるはずが、出発が遅れたのと手荷物受け取りにも時間がかかったため、正味20分ほどしかない。何度か来ている空港内の沖縄料理店『天龍』にてソーキそばをかけ込むが、リムジンバスの集合時間はもうギリギリ。美味しいソーキを数塊残しつつバス乗り場へダッシュ。何とか置いていかれずに済んだのであった。


ぐずついていた東京の空とは大違いの大快晴!


沖縄の友人もオススメの郷土料理『天龍』


確かに美味しい!もっとゆっくり食べたかった…。


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沖縄エアポートシャトル(リムジンバス)でゆらりゆらりと一路ハレクラニへ。これまでレンタカー以外で移動したことが無かったけど、今回はボッタクリレンタカー価格(コロナ禍で台数を減らした為、客足が戻ってもクルマが足りない=プレミア価格になっている)&ホテルの駐車場が1泊1,500円。つまり、ただホテルの往復だけで50,000+4,500+ガス代+高速代で60,000円かかる。リムジンバスは3人で8,000円(往復)。時間が40分ほど余計に時間かかるけど52,000円差額とならば全然許容範囲。帰路酒も飲めるしこれからもリムジンにしよう。


リムジンバスの乗車率は3割ほど。ガラガラですね。


席はどこでもどうぞ〜、と優しい運転士さんでした。


時間が普通のドライブよりやたらかかる理由、実は直前でトイレ休憩20分あるのね…。


楽天レンタカー検索で『安い順』表示。


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バスに揺られること約2時間、ハレクラニ沖縄前に到着。バス停が少し離れているとネット情報であったので心配だったけど、バスを降りてみたらゲートまで100mないくらい?歩いて1分。これを『離れている』と言うのはどうかと…。


ゲート前のハレクラニサインの前で写真を撮っているといい感じに真っ黒に焼けたメンズが『こんにちは〜』と登場。ここからレセプションまではカートでご案内。そよぐ風が心地いい。


バス停からゲートまで100メートル弱


ついに到着!


ドナドナドーナードーナー♪


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レセプションはカジュアル過ぎず、堅すぎず。“天国に最も近い”と言う謳い文句だったので少し拍子抜け感もあるが、これくらいの方が気楽でもある気がする。何だろう、『あ、どうも!お帰りなさい!』的な感じ。同じ恩納村でもリッツカールトンは『ようこそリッツへ…ゴゴゴ…』という重厚感剥き出しで圧倒されたし、アッタテラスも『私たちハイクラスなんざんすよ!』と言うオーラがムンムンだったのに比べハレクラニは軽い。かと言ってブセナテラスのようなリゾート推しでもない。まあ、いいと思う。


ウェルカムドリンクは泡盛のカクテルを頂き一旦部屋へ。サンセットウイング8階(最上階)のその部屋は想像通りの素晴らしさ。何が素晴らしいかって、ハワイのダイヤモンドヘッドを意識したであろうグレートビューも、部屋そのもののセンスもちろんだけど、とにかく静か。お客さんこれで大丈夫?と思えるほどの少なさ。眼下のプールはイケメンイケジョのカップルが1組まったりと。ルンバ風芝刈りロボがせっせとと働く音が聞こえる。これぞ贅沢だ。


そして今回のハレクラニ、実は普通の客室予約ではなく“プレミアクラブオーシャンフロント”である。ポイントとしては“オーシャンフロント”はどうでも良く、大切なのは“プレミアクラブ”、つまり“クラブラウンジの使用権”である。


選ばれた者だけが使用できるその空間は、終日シャンパンサービス、朝、昼、晩とそれぞれのフードが入れ替わり、朝は朝食がわりに、昼はランチ的な使い方はもちろんアフタヌーンティーは館内レストランと同じ品揃え、夜はディナーとは行かないまでも特にアルコール類の種類は一通り、というここで一日中ずっとグダグダしていてもいいんじゃないかレベルの素敵空間とのこと。ちなみにクラブラウンジへは後から追加料金を払っても使用不可、スイートルーム宿泊でも使用不可の、ハレクラニ全360室のうちたった25室だけの特権。

※ちなみに部屋のミニバー飲み放題と言うのも庶民にはめちゃくちゃ嬉しい。


実はレセプション時に『さっそくラウンジご使用になりますか?』と聞かれていたが、お楽しみは後にとっておき、一旦部屋へと荷物を置きに行ったのだ。そして子供と2人水着を装着、改めてオヤツ目的でラウンジへ突撃したのであった。


ウェルカムドリンクは泡盛カクテル以外にも絶品ソフトドリンク。


カジュアル過ぎず、重厚過ぎず。言うなれば“上質な自由感”。


ただただ気持ちの良い客室。その先には碧い海が。


部屋の重厚さ、分かりやすいザ高級感はリッツカールトン沖縄がベスト。ここは自然体。


ワイハのシェラトンからの眺めを思い出す。


16:00までと言うお昼の時間のうち15:45に入場という、もはや残飯と思いきや何この絶品スイーツ。


手前はスイーツではなくマグロのピンチョス。これめちゃくちゃ美味い!


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さて腹ごしらえも終わり、いよいよプールに向かうクラブラウンジユーザー。子供が入れるプールはかなり限られていて、とりあえずはホテルのメインプール(?)である“オーキッドプール”を目指したいのだが、そもそも場所が今自分達のいる棟とは別の棟へ行かなくてはならないらしい。カートで送ってよとも思ったのだが、地理を覚える為にも一旦は歩いていくことにした。

ふむふむざっくり言うと、我々の泊まるサンセットウイングと、子供向けプールのあるビーチフロントウイングがあると言うわけね。


サンセットウイングからビーチフロントウイングまでかなり歩く。


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連絡通路を抜けたあたりから、何かどこか空気が変わったことに気づく。何だろうこのわちゃわちゃした感じ…?

幼い兄弟が金切り声を上げて走り抜けていく。保護者もさして気にしない。ふと見るとこちらにもレセプションが設けられており、次々と親子連れが入館してくる。


理解した。ここは全く別物だという事を。

簡単に言うと、ビーチフロントウイングはその名の通りビーチやメインプールを併設し様々なアクティビティに近い、ホテル本来の機能を集約している棟。つまり『家族連れに便利&めちゃくちゃ多い』。一方サンセットウイングはプールやビーチから遠いいわゆる別棟、アネックス。その代わりとても静かで落ち着いている、と。ふとレセプションから見えるメインプールはもはや市民プールレベルになっている。ああ、サンセットウイングにして本当に良かった。


レセプションを人が少ない時を狙ってパシャリ。ビーチフロントウイングはひっきりなしに人が行き交っていた。


※ ※ ※


市民プールのような混雑でもプールはプール。子供は大はしゃぎて1時間近く水遊び。17:00を過ぎる頃にはほとんど人もいなくなって貸切状態。さてそろそろ帰りますよ。



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部屋でシャワーを浴びた後再びクラブラウンジへ。

いよいよ待ちに待った夜の部、カクテルタイム。ドリンクメニューはシャンパンからカクテル、ビールにワイン、ウイスキー、ブランデー…もちろん泡盛も。そしてそれらを素晴らしいサイドメニューと共に。


選ばれし者しか開けられない扉


終日提供されるシャンパン


ハレクラニサンセットカクテルは子供向けにノンアルで作ってくれた。


ソフトドリンクすらも(?)美味しい。


飲みすぎてコーヒーまで辿り着かなかった…。


サンセットと泡盛


酒の肴の一つ、素晴らしいサンセット。


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食後の運動を兼ねて初日のうちにホテルの周りを調査しようかと思ってたけど、ポツポツ雨が降ってきたので中止。大人しく部屋に戻ってまったりと。


ミニバーのオリオンビールを片手にバルコニーへ。両隣りとの距離がめちゃくちゃ近いのはビックリだけど、ここに泊まる客層は騒がしくないので良いのかな。(ちなみにこの日は両隣りとも不在)


満天の星とは行かなかったけど、波の音と虫の声を聴きながらバルコニーのごろ寝ビーチベッドでグダグダする至福の時。


ハレクラニはやはり天国だった。


iphone夜景モード。雲が多いことがわかる。


夜景モードなし。静かだ…。


お隣さんは不在。ますます静か。


→DAY2に続く