バーテンダーと飲食店のマネージャーは、まったく別の仕事。

バーテンダーは1人前になるのに、すごく多くの時間を要します。
自分も10数年携わって、最後まで1人前になれた気がしない。
主観、この仕事に携わること自体、ライフスタイルというか、
その人の生き方が、そのまま反映されるような職業なのですよ。
おそらく一生取り組み続けることが必要なんじゃないかと。
そもそも、最低限の半人前に辿りつくのだって時間がかかる。

マネージャーという仕事は、またちょっと観点が違う。
いわゆる事務処理能力、各種管理責任といったベースは、
ある程度の意識と時間で、誰もが持てる。はず。
それに加えて、チームビルディングとタイムマネジメント。
仲間を率いて、各々の最大限のチカラを発揮させ、
日々、先読みと逆算のプログラムづくりができること。

別に、どちらかの仕事を上下に見たりするって話ではないですよ。

BARも、もちろん飲食店である以上、この2つの仕事を、
明確にわけて取り組めるかどうかってのが、すごく大切なのです。
ここを混同すると、多くの矛盾や悩みを抱えることになる。

新入社員をたくさん迎える時期だからこそ、
毎回、最初に伝えることのひとつ。

まずは、1人前のバーテンダーになる。
そして、マネージャーを目指す。

はい、やめてください。そこ、別の話だから。

どちらかの出口に、どちらかの入口が繋がってるんじゃなくて、
実は二つの入口は、ほぼ同じところにある。少なくともウチでは。
であれば、同時に進むのが最短距離。
ひとつのことに集中したいは、キャパを広げられない言い訳。

勤続年数に関わらず、マネージャーに就任できる。
でも手を上げなきゃいけない、時には上げ続けないといけない。

2つの仕事は、直列ではなく並列であることを理解し、同時進行する。

という話。