下北沢フェアグラウンド、リオープンから1週間が経過。

ビジネスから見た「出店」という経済行為が、
かつて経験したの無い、先行き不安定状況が続いたままの、
このタイミングにおいて正しかったのか、それは、わからんのですが、
つくづく、このお話をいただけてよかった、と実感しています。

FGの引継案件と同時進行で、ひとつ出店プランを抱えていました。
最終的に断った案件は、古い建物を改造して、面白いものを乗せる話。
それに対し、FGには、リニューアルもリノベーションでもなく、
至極純粋な引継ぎ、先に発展をするための良質化のみを目指しました。

店造りをしていると、時に新しいものを創出する快感を求めます。
特に自分のような、クリエイティブに劣るタイプは、憧れも含めて。

営業中にオペレーションが一段落、手が止まって店を見渡すと
従来のFGを知る方たちが、カウンターに並んでくれています。
きっと、過去に同じ場所で、幾度と無く繰り返された光景、
時には、ウチの既存店からのお客様や、自分の知人友人と融合しながら。
いいなぁ。BARだなぁ。歴史だなぁ。

昔から、バーテンダーを、乱暴に大別するなら、カクテル系と注ぎ系。
技術とアレンジ、オリジナリティの発揮に至り「ツクル」カクテル系、
長い年月や、遠き国に想いを巡らせ、それを「ツタエル」注ぎ系。

注ぎ系バーテンダーだった自分が、スケルトンに新しい絵を描くより、
過去から繋がる古き良きを事業承継していくことに、グッとくるって、
それは、至極当然なのかも。