kobayashi080902

自由国民社。定価¥1,500。石橋秀喜著。

読書感想文の前々回に掲載した「凡人力」の石橋さんの本です。
こっちのほうが、より最近に書かれた本で去年末に初版発行です。

タイトルから想像するのは、各種交渉ごとの時に
日本古来の武士道から来る教えや文句を当てはめてあたりましょう的な、
そんな感じかと思いきや、よい意味でスタンダードな交渉ノウハウの本でした。
武士道的というのは、あくまで交渉に日本人の例えであって、
無理矢理、それを活用したり、引用したりすることはありきません。
自分は2年くらいから、本部業務に徹していますが、
現場にいた時に比べて、圧倒的に交渉業務にあたることが増えました。
交渉を専門にした教科書的なものを読むこと自体がはじめてで面白かったですよ。

内容から印象に残っていることのひとつが、
交渉時によく聞く「会社の方針」って言葉の意。ほんとよく使われるよね。
「そう言われても、これがウチの会社の方針なんで」みたいな。
それがどこでも通用する前提のルールみたいに話してますけど、
会社の方針って、法律かなんかですか?あなた達が勝手に決めてるだけでしょ?
そんな風に思うことは度々あるわけです。

あと、もうひとつが、これは交渉に限らずだけど、
自分の意見や考え方の根本がどこから来ているものなのか。
本の中では、海外での交渉時に日本人の考え方が、何を基礎に構築されているのか、
それが武士道だったりするというお話なんですが、
例えば、自分にとってのそれは、どんなカテゴリの取引先であれ、相手であれ
やっぱり飲食店の考え方、バーテンダーの考え方が基になっていることを
ちゃんと意識して、さらに相手にアピールして望んだ方がいい。
ビジネスの場に出たときに、飲食店的考え方は稚拙なんじゃないかと
つい引いて考えて、相手の常識にあわせているケースがあったりします。
それはおかしな話だよね、バーテンダーとして培ってきたことが
自分やウチの会社のベースになっているんだから、それは個性であり
ある程度の理解を示そうとしない取引先とは仕事をするべきじゃない。
自分の交渉ひとつの結果の行き先は、会社ではなくて、
最後はお客様に繋がっているんだというのが、自分達にとって当たり前のこと。
そう考えることがサービスマンでありバーテンダーの集合体であるウチの会社なわけで。
それをちゃんと認識できるよい機会でした。。


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