知人と「店は開店時にどこまでつくりこむものか?」という話をしました。
これは、店をつくる人間、一般的にはオーナー、時にはプロデューサーだったりが、
開店後に、店の現場に立つかどうかで、かなり変わってくると思います。
造り手とマネージャーが別の人間であるならば、
できる限り、造りこみには余裕を持っておきたいところです。
用意したコンセプトから各種詳細に至るまで、
オープン後に、それを変えていこうという意思が生まれるのは
本来、お客様の反応に尽きますが、造り手と現場のスタッフが別であるならば
スタッフ、特にMGRの意向も反映させていく必要が出てくると思います。
だって、せっかく店舗の責任者に就いているのに、
用意されたものをこなすだけじゃつまらないじゃなですか。
飲食の仕事をしていて、一定以上の志をもっているならば
MGRになることって、当面の目標になることはあっても
それが最終目標にしているヤツは、ほとんどいないと思います。
MGRになった後に、責任や権限を与えられて、
リーダーシップや管理能力、企画力などのスキルアップをしていくことが
自らへのミッションとして必要。何より、それが面白いわけだし。
自分の意図を出せて、相応の効果を得ていくことができなければ、
次のステップには進めません。というより、進まない方が本人のためです。
バックアップをする本社の立場としては、今後も、より権限委譲を進めて
フォローアップの体制だけを固めておきたいところです。
会社で一番エライのは社長でも、お店で一番エライのはMGRです。
理想の目的地を目指すルートはMGRが造っていくものです。
ウチの場合は、自分が店に出ていた頃も、自らの経験値が低かったので
営業をしながら、常に良い店造りを目指して、変化をさせ続けることを目指しました。
MGRが7名、さらにMGRと同格の料理長が2名、あわせて9名の管理職がいます。
開店前に店を造るのは自分の仕事ですが、
具体的な開店準備中の店が無い現在(企画中はあるけどね。)、
店を造っていくのは、この9人です。
13年前に開店した吉祥寺vision、オープン直後に現在の姿は全く予想できませんでした。
5年前、10年前ともまったく違います。いいことだと思っています。
近年オープンした各店舗も、あと5年後には違う店になっていることを楽しみにしてます。。