コストや人材的な諸要素といった、わかりやすい部分以外にも
小さな店のメリットがあります、ここからは「ウチにとって」という前提で。

小さな店をつくっていれば、メジャーになりません。
嗜好品を扱うbar、しかも10坪前後の店なんて、どんなに流行っても
同業やバーホッパーの方にはともかく、一般的には認知度なんて皆無です。
ウチが8店舗展開したところで、atcfなんて会社誰も知りません。
それでいいんです。メジャーを目指せば、付帯するリスクも増えてきます。
必要以上の体裁を整えることで、実体力を低下させたり
外部資本を集めて、利益追従を優先し、効率的なシステムを採用し
店や業態そのものが、一過性のものを追いかけるようになったらイヤじゃないすか。
どこまでいってもbarには「ゆるさ」が必要だと思ってます。

もちろん、メジャーになった店や、それに向かっている人達は素晴らしいなと思います。
でも、目指す方向が違うんです。そっちに行くなら、できればbarはやらないほうがいい。

商売である以上、利益は大事ですが、不特定多数の株主を抱えた企業じゃないです。
利益追従に対しては、自社制限を設けています。だから小さい店しかつくりません。
店舗展開も一定のラインで歯止めを掛けます、山手の内側に店をつくりません。
マイナーな存在でありたいとすることで、前向きにいろんなことが諦められます。

そして、それが故に抱える問題点も出てきます。本当は諦めたくないことも。

10坪の店と、100坪の店では、売上や利益の天井の高さが違います
そして、その天井の高さに、店舗のトップのギャラの最大値が比例します。
企業努力で水準を上げ、インセンティブで利益配分しても
10坪の店では、店長が年収1000万を得ることは絶対不可能なわけです。
同業他社比較して、給与水準も歩合配分率も低いわけじゃない
複数店舗の兼任も実現し、その天井も押し上げる努力をしていても
現制度では、結果が出ても600万前後が限界。これが一番悔しいことへと繋がります。

飲食業を従事し、生業とするなら、必ず独立開業を視野に入れるべきと思います。
少し前のblogでも書きましたが、スタッフの独立開業支援策への取組みもすすんでいます。
でもね、本当は、誰も独立なんかしなきゃいいのにって思ってる。
独立だろうがなんだろうが、スタッフが辞めるときに悲しくない経営者なんていないよね。
この先も今の仲間と、ずっと一緒に仕事して、もっともっと面白いことしたいのに。
それができないこと。それがメジャーを望まないことの最大の代償です。。


かわるかもしれんけど。

朝令暮改のスペシャリストだから

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