新谷佐知子 / MOVE Art Management
タンブラーの選考、楽しませて頂きました。
「Tokyo park water」というプロジェクトだけあって、
「水」のテーマが目立っていました。
色もブルー系が一番多く、
「水」をテーマにしたコンセプチュアルなものから
グラフィカルなものまで、様々。
平面の状態で作品を見るのと、
タンブラーに巻かれた状態で作品を見る・手に持つ、
のとではかなり印象が違うことに驚いたのが
まず最初の発見でした。
平面で見た時に「作り込んだグラフィックできれいだな」と
思っていても、タンブラーになってみると意外と
小さくまとまってしまったり、
グラフィックが見えてこなくて「あれ?」と思ったり。
相当ギャップがあるんだな、と実感。
平面上で考えられていた「余白」が、
タンブラーにぐるりと巻いたら全く生きてこない、
なんてことが起きてしまうのが立体の世界か...。
などなど考えながら、一点一点ぐるぐるまわしたり、
遠く離れて眺めたりして見ていました。
選考から時間が経った今も印象に残っているのは、
シンプルに描かれた鳥の絵や、
雲から水滴が降っいる水色のタンブラー。
(ただ、後者のタンブラーはSIGGボトル化の際は
グラデーションが奇麗にシルクで再現できるのか、
少し不安が残ります。)
(アトリエブラヴォ
)
私は、持っていて楽しくなる、
幸せな気分させてくれそうな作品に惹かれました。
これを持って東京をうろうろしたいなーとか、
カフェでくつろぎたいなーというシンプルな視点です。
「Tokyo park water」という名前の気持ちよさそうな響きが
そうさせたのかも。
