作新学院選手らが宇都宮に凱旋 朝日新聞大阪本社も訪問 | TAKESHI~鉄道と競馬が好き~

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鉄道と競馬の好きなもので、よく関東GⅠレース(稀にGⅡ、GⅢ)の生観戦と乗り鉄をします。

今年の第98回全国高校野球選手権大会で54年ぶり2度目の優勝をした栃木代表の作新学院が、優勝から一夜明けた昨日、宿舎であるホテルコンソルトを出て、バスで朝日新聞大阪本社を訪れました。

深紅の大優勝旗を携えた作新学院の選手たちは午前10時ごろに到着すると、朝日新聞の渡辺雅隆社長は「甲子園でどんどん強くなっていったと思う。すばらしい試合を見せてくれた」とたたえました。小針崇宏監督は「地元の応援の力が選手たちを後押ししてくれたと感じている。一人ひとりが最後まで上達しようという気持ちを持って戦ってくれたことが優勝につながった」と語りました。

その後、バスで新大阪駅へ移動し、そこから宇都宮までは新幹線の乗り継ぎです。

新大阪駅から東京駅までは東海道新幹線です。N700A(N700系1000番台)ののぞみ号で、京都、名古屋、新横浜、品川に停車しました。

東京駅に到着すると、そこから宇都宮駅までは東北新幹線で、仙台行きのやまびこ号(E5系)です。上野、大宮、小山に停車しました。

選手らを乗せたE5系が宇都宮駅に到着し、そこから深紅の大優勝旗を携えた作新学院の選手たちが降り立つと、福田富一栃木県知事や宇都宮市の佐藤栄一市長が出迎え、 改札の外では大勢の市民が「作新ナイン 感動をありがとう」と書いた紙製のパネルボードを抱えていました。宇都宮駅から学校まではバスで移動しました。

選手を乗せた宇都宮駅からのバスが学校に到着し、そこから深紅の大優勝旗を携えた作新学院の選手たちが降り立つと、そこでも大勢の生徒や市民が「おめでとう、よくやった」と叫んでいました。

優勝報告会は同校のホールで午後5時に開会し、同校在校生、同校卒業生、選手の家族、学校周辺の住民等400人が惜しみない拍手で出迎えました。

深紅の大優勝旗を掲げた山本拳輝主将(3年)に続いて選手らが入場すると、会場からは大きな拍手が挙がりました。作新学院の船田恵理事長は、OBでリオ五輪金メダルに輝いた競泳の萩野公介選手の活躍に触れ、「リオでも金、甲子園でも金。地球規模で作新の風が吹き起こった夏でした」とあいさつしました。小針監督は「応援に勇気をもらったおかげで、普段できないことが甲子園でできた。駅に降りた時、たくさんの人から『感動をありがとう』という言葉を頂き、やっと優勝を実感できた」と話しました。

山本主将の母小百合さんは「みんな(優勝旗を)とってきたぞって顔をしていますね」と感激。同校女子硬式野球部の半田莉子さん(1年)は「小さい頃からずっと応援してきたから本当に感動した」と目を輝かせました。

150キロを超える速球で全国を魅了したエース今井達也投手(3年)の弟で宇都宮市立中央小3年の真樹君は、兄に優勝の金メダルを首に掛けてもらいました。「重くてまぶしかった。家に帰ってきたら『よくがんばった』って言いたい」

凱旋(がいせん)の熱気は、次世代の闘志にも火をつけました。甲子園で攻守に活躍した鈴木萌斗選手(2年)は「たくさんの人の応援に支えられていたことを実感した。この報告会で先輩たちも一区切り。明日からは自分たちの代という意識で、必ず甲子園で連覇したい」と笑顔をみせました。

なお、優勝した作新学院を含む12校は、10月に岩手県で開催される「いわて国体」の硬式野球の部に出場し、作新学院は2冠がかかります。こちらもトーナメント方式ですが、勝つ度にくじ引きで次の対戦相手を決めることができる夏の甲子園と違い、組み合わせ抽選は1回限りで、勝校は「次はこの学校とこの学校の勝者と対戦」となります。