4月15日.21日目.
今日は原稿を書いた後,社会学部のワークショップに参加してきました.Pro. Fligsteinが主催するThe Center for Culture, Organizations, and Politicsのワークショップです.このワークショップはSurvey Research Centerという大学のキャンパスから少し離れた建物で行われるのですが,この建物が古めかしい木造立てで非常に趣がありました.今度写真をとって紹介します.
このワークショップはPh.Dワークショップのようなもので博士論文執筆中の大学院生が途中経過を発表するというものでした.参加者もFligsteinのほかは全員学生(7名くらい)でした.発表も軽くランチを食べながら,「なにか言いたいことある?」とFligsteinが発表者に聞いて,発表者が5分くらい話した後はずっと議論の時間でした.非常にアットホーム.僕も事前に原稿を読んでいたので少し質問しました.
発表は,アパレル産業のニッチとしての大学マーケットに注目して,大学側にロゴの入ったパーカーなどを納入するサプライヤーを大学側がどのように管理しているかを明らかにしようとするものでした.ここで言う管理とは,製造現場で過酷な労働を強要しないなどのルールをサプライヤーが遵守しているかを監視することを意味します.その方法がナイキなどのメジャーブランドによる管理とどう違うのかが議論されていて,メジャーブランドは細かくルールをつくるものの査察は機械的に行っているのに対して,大学側はかなり精密に査察をするという点が明らかにされていました,問題はなぜこのような違いがあるのかですが,そのあたりの議論が弱く,たとえば,大学では身近な消費者である学生が同時に活動家でもあるので影響力が大きいために精密に査察をする,くらいしか論じられていませんでした.このあたりもワークショップでは議論されていたと思います.
とはいえ,基本的にワークショップでの議論にはなかなかついていけません.自分で用意した質問はできたとしても,流れの中で関連した質問をするのは厳しいですね.とりあえず今日は大学院生と交流をもてたことでよしとしましょう.ちなみにFligsteinはいかにもカリフォルニアンという感じで,H大学のY先生とよく似た感じのおひとでした.
*よくスーパーなどで買い物すると,レジで,"Did you find everything you need?"みたいなことを聞かれます.はじめは何を言っているかわからず聞き返してしまいました.レジでこんなことをいっているなぁと思ったら,とりあえず"YES!"といっておきましょう.