4月2日.8日目.
今日は大学で論文を読んだ後,午後からワークショップ に参加しました.
発表者はDon Moore (Carnegie Mellon University),論題は"The Trouble with Overconfidence,"でした.
彼は意思決定論の研究者で,意思決定の際にどのような「自信過剰」が発生するか,という問題を扱っています.学生は自分がAをとる確率を実際以上に高く評価しているとか,喫煙者はがんにかかる確率を実際よりも低く見積もっているとか,その手の議論のひとつに含まれます.
今回の発表では,学生に3つのレベルのむずかしさのクイズをだして,その回答前と回答後に自分のスコアを予想してもらう,という実験をしています.
結果自体は,やさしい問題については自信過剰になりやすく,むずかしい問題については自信過剰になりにくい,というものだったと思います(レジュメがなかったのでうる覚えです).こういう傾向があるので,参入がしやすいビジネスには過剰な自信のもと過剰な参入が起こりやすいとか,そういったインプリケーションを出していました.
十分理解できていないため,こういうまとめになってしまいましたが,発表自体はときどきジョークをまじえながら,スタンダードな流れ(レビュー,仮説,方法,結果,インプリケーション)を崩さず話が進んでいったので,「あー,これがアメリカで評価される研究,プレゼンなのか」としみじみと思いました.
発表者はナイスガイで元気いっぱい,自信たっぷり(overconfidenceではなく)にプレゼンしており,オーディエンス(20人くらいはいた)も賢そうで,よくわからないけどこれが世界レベルなのかーと,ショックを感じながら帰宅しました.
発表自体は半分程度はわかっていたとしても,質問がよくわからない.しばらく授業を取る予定はないので,ワークショップに参加しまくって,耳を鍛えるしかないな,と思っています.
