Aさんに告白された私は迷っていた。

確かにAさんはいい人で私にはもったいないくらいの人だ。

でも、いままで恋愛対象として見たことなんて1回もなかった。

私はAさんの優しさに甘えて、答えを先伸ばしにしていた。








告白されてから1ヵ月が経とうとしていた。

そのころ私はよくAさんの家に遊びに行って、泊まったりしていた。



A「そろそろ答えほしいなぁ…。」

あい「そうだよね…。もう1ヵ月経つもんね。」

A「待たせすぎでしょ!?(笑)」

あい「ゴメンなさい。( ̄▽ ̄;)」

A「やっぱりダメ?」

あい「……。」

A「そんな困んないでよ。」

あい「困らせてんのは誰よ?(-_-)」

A「そんなにイヤ?」

あい「Aさんのことは大好きだよ。でも…。」

A「でも?」

あい「なんか付き合うとかそういうのとは違うかも。」

A「そっかぁ…。」











前までだったら、

『とりあえず付き合ってみよう』

と考えていただろう。

私は恋愛に臆病になっていた。

好きな分だけ失うのが怖い。

暗闇の中にいた時、救い出してくれたのはAさんだった。

Aさんのおかげで今の私がいる。

だからこそ……。

始まりがあれば、いつかは終わりがくる。

『Aさんを失ったら…』
そう思うと簡単付き合うなんて言えなかった。