☆花菜☆145 ~誰も幸せになれない~ | 花菜の思いのまま日記☆~心の声の記録~☆

☆花菜☆145 ~誰も幸せになれない~

離婚するにあたって提出しなければならない離婚届け。


離婚届けには、誰でもいいみたいだけど証人が2人必要で、あたしは両親に記入してもらった。


なんて


なんて親不孝な娘だろう。


娘の離婚届けにサインをするなんて、どんなに辛いだろう。



あたしはどれだけ周りの人を巻き込んで傷つけるんだろう。




あの家を出てからの数週間でも、毎日四六時中悩んでた。



それと同じくらい、あたしの家族も悩んで苦しんだだろう。

怒りに震えただろう。

空のことを思って涙が出ただろう。






本当に改めて、離婚がどれだけ大変なことか、痛感した。




結婚は2人の問題じゃない。

家も巻き込む。


離婚ももちろんそうだ。




この離婚で両親を苦しめて悲しませて


空から父親をなくして


あたし自身も苦しんで


晃も泣いて




誰も幸せにはならない。



「離婚て本当に誰も幸せになれないって思ったよ」



親友にメールした。



あたしは、借金や暴力、あの怒鳴り声、裏切られる日々から逃れられるからいいけど、だからと言ってその幸せは本来なら、当たり前の状況であって、特別なものでもなんでもない。



親友が返信してくれた。


『今はドン底でも、花菜と空は幸せへの一歩を確実に踏み出したんだよ!!
第二の人生の始まりだよ』


って。



確かに。



晃との結婚生活は終わりのない暗い渦の中をただ生きてる日々だ。



早く終わらせなきゃこんな世界。



誰も幸せにできないけれど、このまま生きて行くのだけはやっぱ間違ってる。




父さん母さん、ごめんなさい。ほんとにごめんね。