大手町落語会♪ | 夜会から魔界ヘ

夜会から魔界ヘ

Ataru Nakamura 中村 中
落語・古典芸能
日々の戯言




仕事を終えてからちょっと気を許したらうたた寝をして
開演5分前に到着( ̄◇ ̄;)
トイレに駆け込み席に着くなり

すぐさま小辰さんが高座に。
「代脈」
今日のマクラは小辰さんらしからぬボケツッコミで掴みはOK(*^_^*)
前座が出ない代わりに二ツ目の意地と落ち着きを前面に楽しい「代脈」

左龍 「棒鱈」
ここ最近、宮治=棒鱈 のように慣れ親しんでいる演目ですが、
なかなか左龍師匠もゆったりしたのんびり口調も楽しかった。

喬太郎 「任侠流山動物園」
これ幸いに、自身のポジショニングをわきまえたような新作。
「古典を演ってもいいんだぜ。でもこのメンバーで古典古典ときたらねえ」と。
白鳥師匠の作品。めちゃくちゃ爆笑の噺で、白鳥師匠は天才。
それを演りこなす喬太郎師匠も抜群な演技者。
この演目を三三師匠がグローブ座で演ったというから信じられない。
聴いて観たかった。

お仲入り~

扇辰 「目黒のさんま」
弟子の小辰さんを追いかけて、師匠の噺を聴いたことがないというのが、
今回の会に行った理由です。
さすが師匠。ところどころアドリブで現代の世情を入れ込んだ「目黒のさんま」
間の取り方も凄いし、食べる所作も最高に面白い。

さん喬 「死神」
弟子の喬太郎師匠を追いかけて、師匠の噺を聴いたことがないということで、
扇辰師匠に続き初めて聴きました。
まるで一人芝居を観ているかのような感じで、声色の強弱、死神の動きが
師匠に乗り移ったかに思える迫真の演技。
最後は客席の照明が消え、舞台の照明も薄暗くなり、暗転に。
そこに死神のけたたましく響く笑い声で幕が降りるという演出は最高でした。