ど~も、人型ウィルスと呼ばれているA.Taruです。
ウイルスなどの感染症に感染する人と感染しない人の違いは、なにがあるのでしょうか。
じつは複雑な要因が絡み合い、完全な解明には至っていません。
複雑すぎるんですね。
世の中そんなに単純ではありません。
しかし、世界中の論文や科学者による研究成果から
いくつかの重要な要素が明らかになっています。
- 免疫システム: 免疫システムは、体内に侵入した病原体を排除する防御機構です。生まれつき持っている免疫力に加え、過去の感染経験やワクチン接種による獲得免疫も重要です。
- 病原体への暴露: 感染症に罹患するためには、まず病原体と接触する必要があります。暴露量や暴露時間、暴露経路なども重要な要素となります。
- 遺伝的要因: 特定の遺伝子変異は、感染症に対する感受性や重症度に影響を与える可能性があります。
- 年齢: 乳幼児や高齢者は、免疫システムが未熟または衰弱しているため、感染症にかかりやすくなります。
- 基礎疾患: 糖尿病や心疾患などの基礎疾患があると、感染症にかかりやすくなったり、重症化したりするリスクが高くなります。
- 生活習慣: 喫煙、過度な飲酒、不健康な食事、睡眠不足などの生活習慣は、免疫システムを弱め、感染症にかかりやすくする可能性があります。
- 社会経済的要因: 貧困や教育レベルの低さなどの社会経済的要因は、衛生状態や医療へのアクセスに悪影響を及ぼし、感染症にかかりやすくする可能性があります。
となっていますが、その中でも特に大切な部分をお話しします。
免疫システム
免疫システムは、感染症に対する防御において最も重要な役割を果たします。
免疫システムは、体内に侵入した病原体を排除する防御機構です。生まれつき持っている
免疫力(個人差があります。ありすぎます。)に加え、
過去の感染経験やワクチン接種による獲得免疫も重要です。
免疫システムには、以下のような要素が含まれます。
- 白血球: 白血球は、体内に侵入した病原体を攻撃し、排除する細胞です。主な白血球には、好中球、マクロファージ、リンパ球などがあります。
- 抗体: 抗体は、特定の病原体を認識し、排除するタンパク質です。抗体は、B細胞と呼ばれるリンパ球によって産生されます。
- 補体: 補体は、白血球や抗体の働きを助けるタンパク質群です。生まれつき持っている免疫力に加え、過去の感染経験やワクチン接種による獲得免疫も重要です。
- 自然免疫: 自然免疫は、生来備わっている免疫システムであり、病原体の種類に特異的なものではありません。
- 獲得免疫: 獲得免疫は、過去の感染経験やワクチン接種によって獲得される免疫であり、特定の病原体に対して特異的なものです。
病原体への暴露
感染症に罹患するためには、まず病原体と接触する必要があります。暴露量、暴露時間、
暴露経路なども重要な要素となります。 ちなみに、コロナ対策としてマスクが
推奨されていますが、この暴露によるリスク問題ににかかわることです。
- 暴露量: 暴露量とは、一度に浴びる病原体の量です。暴露量が多いほど、感染するリスクが高くなります。
- 暴露時間: 暴露時間とは、病原体にさらされる時間です。暴露時間が長いほど、感染するリスクが高くなります。
- 暴露経路: 暴露経路とは、病原体が体内に侵入する経路です。主な暴露経路には、飛沫感染、接触感染、経口感染、血液感染などがあります。
遺伝的要因
特定の遺伝子変異は、感染症に対する感受性や重症度に影響を与える可能性があります。
- HLA遺伝子: HLA遺伝子は、白血球の表面にあるタンパク質をコードする遺伝子です。HLA遺伝子多型は、感染症に対する感受性に影響を与えることが示されています。
- インターフェロン遺伝子: インターフェロン遺伝子は、ウイルス感染時に産生されるタンパク質をコードする遺伝子です。インターフェロン遺伝子多型は、ウイルス感染症の重症度に影響を与えることが示されています。
年齢
乳幼児や高齢者は、免疫システムが未熟または衰弱しているため、感染症にかかりやすく
なります。
- 乳幼児: 乳幼児は、免疫システムが十分に発達していないため、感染症にかかりやすいです。特に、呼吸器感染症や下痢症にかかりやすいです。
- 高齢者: 高齢者は、免疫システムが衰弱しているため、感染症にかかりやすく、重症化しやすいです。特に、インフルエンザや肺炎などの感染症にかかりやすいです。
基礎疾患
糖尿病、心疾患、慢性呼吸器疾患、腎臓病、癌などの基礎疾患は、感染症に対する
防御機能を低下させ、感染リスクを高め、重症化しやすいことが多くの研究で明らかに
されています。
1. 糖尿病
- 糖尿病患者は、免疫細胞の機能低下や白血球数の減少以外にも、糖尿病性ケトアシドーシスなどの急性合併症により、感染症にかかりやすくなることが分かっています。
- SGLT2阻害薬などの新規糖尿病薬は、血糖コントロールだけでなく、感染症リスクの低減にも効果があることが示唆されています。
2. 心疾患
- 心疾患患者の免疫機能低下や炎症反応亢進に加え、近年では心房細動と感染症リスクの関係も注目されています。
- 心房細動患者は、脳卒中などの塞栓症だけでなく、肺炎などの感染症も発症しやすいことが報告されています。
3. 慢性呼吸器疾患
- 慢性呼吸器疾患患者の気道粘膜防御機能低下に加え、近年では慢性閉塞性肺疾患(COPD)と気管支拡張症におけるウイルス感染症の影響が詳細に検討されています。
- COPD患者は、インフルエンザウイルス感染症の重症化リスクが特に高いことが報告されており、ワクチン接種の重要性が強調されています
- 気管支拡張症患者は、サイトカイン嵐と呼ばれる免疫暴走反応を起こしやすく、新型コロナウイルス感染症などの重症化リスクが高いことがわかっています。
4. 腎臓病
- 腎臓病患者の免疫機能低下に加え、近年では透析患者における新型コロナウイルス感染症の致死率に関する研究が盛んに行われています。
- 透析患者は、ワクチン接種による免疫獲得が難しく、重症化や死亡リスクが非常に高いことが報告されています。ワクチン接種体制の強化や感染症対策の徹底が重要課題となっています。
5. 癌
- 癌患者の免疫抑制や悪液質による免疫機能低下に加え、近年では特定の抗がん剤と感染症リスクの関係が明らかにされています
- 白血病やリンパ腫などの血液癌患者においては、抗CD20抗体療法やCAR-T細胞療法などの新規治療法が著しい治療効果を示す一方、サイトカイン放出症候群などの重篤な副作用も報告されており、感染症リスクへの注意が求められています。
以上が、感染するしないの違いについてのお話です。
ホントに人それぞれです。
今も、バッテン(X)やSNSで、感染症やワクチンについて話題になっていますが、
みなさん、物事を単純に考えすぎていると思います。
自然は複雑で危険がいっぱいです。
いまだに解からないことだらけですね。
だからこそ、注意が必要です。
そういえば、そんな危険から みなさんを守る方法があります。
一個、50万の壺を購入して、毎日、心をこめて磨いてください。
そうすれば、あなたに幸せが訪れるでしょう。
どうです、壺。 欲しくなりませんか。