ど~も、頭の中がお花畑のA.Taruです。
6月になりました。そろそろ、蜂が活発に動きまわるじきになりました。
今回は・・飛び交う恐怖?実は頼もしい仲間もいる!
身近な蜂の種類と生態、そして安全対策 について
夏が近づくと、活発に飛び回る蜂の姿をよく見かけるようになります。
彼らの存在に、思わず恐怖を感じてしまう方も多いのではないでしょうか?
厚⽣労働省の⼈⼝動態統計によると、増減はあるものの近年は全国で毎年
20〜30 人が亡くなっています。
しかし、実は蜂は人間にとってなくてはならない存在であり、多くの種類が存在します。
今回は、身近な3種類の蜂とその生態、危険性、対策、治療法についてお話します。
1. ミツバチ:自然の恵みをもたらす勤勉な働き者
特徴
- 体長は1.5cmほどで、黄色と黒の縞模様を持つ。
- 腹部先端に毒針を持つが、攻撃性は低い。
- 巣作りに粘土を使い、六角形の巣を作る。
- 花粉を集め、蜂蜜を作る。
生態
- 群れで生活し、女王蜂を中心に、働き蜂とオス蜂で構成される。
- 働き蜂は花から蜜と花粉を集め、巣作りや幼虫の餌とする。
- ミツバチは、受粉を助ける重要な役割を担っている。
危険性
- 巣箱を攻撃したり、巣を壊したりすると、刺されることがある。
- 刺されると、患部が腫れたり、痛んだりする。
- アレルギーを持っている場合は、アナフィラキシーなどの重篤な症状を引き起こすこともある。
対策
- 巣箱に近づかない。
- 刺激を与えない。
- 黒っぽい服装や光るものを身に着けない。
- 香水や整髪料などの強い香りをつけない。
2. アシナガバチ:攻撃的なイメージとは裏腹な一面も
特徴
- 体長は2cmほどで、黒と黄色の縞模様を持つ。足が長いため特徴的です。
- 腹部先端に毒針を持つ。
- 巣は、軒下や木などに球形の巣を作る。
- 肉食性で、昆虫などを捕食する。
生態
- 単独で生活し、毎年新しい巣を作る。
- 凶暴なイメージが強いが、攻撃するのは巣が脅かされたと感じた時だけである。
- アシナガバチは、害虫の駆除に役立つ。
危険性
- 刺されると、強い痛みや腫れを引き起こす。
- アレルギーを持っている場合は、アナフィラキシーなどの重篤な症状を引き起こすこともある。
対策
- 巣に近づかない。
- 刺激を与えない。
-
風上から市販のスプレー式殺虫剤を一気に噴霧するとアシナガバチは殺虫剤に
あたると四方八方に飛び去りますが、こちらに刺しにくることはあまりありません。 それでも注意がひつようです。(逃げるのに必死ですが。)
- 殺虫剤を使用する場合は、十分注意して噴霧してください。心配な時は 専門業者に依頼しましょう。
3. スズメバチ:最強の毒を持つ攻撃的な存在
特徴
- 体長は2~4cmほどで、黒と黄色の縞模様を持つ。
- 腹部先端に毒針を持つ。
- 巣は、家の軒先や屋根裏、樹洞や地下などに球形の巣を作る。
- 肉食性で、昆虫や果物を捕食する。
生態
- 群れで生活し、毎年新しい巣を作る。
- 非常に攻撃的で、巣が脅かされたと感じると、執拗に攻撃してくる。
- スズメバチの毒は、蜂の中でも最も強い毒性を持つ。
危険性
- 巣が脅かされたと感じると、集団で攻撃してくる。
- 刺されると、強い痛みや腫れを引き起こし、最悪の場合は死に至ることもある。
- アレルギーを持っている場合は、アナフィラキシーなどの重篤な症状を引き起こす。
対策
- 巣に近づかない。
- 黒っぽい服装や光るものを身に着けない。
- 香水や整髪料などの強い香りをつけない。
- 殺虫剤を使用せず場合は、必ず専門業者に依頼する。
では、その治療法は?
その場から静かに離れる: 特にスズメバチの毒には仲間を呼ぶフェロモンが
含まれているため、刺された場所にとどまると、フェロモンによって興奮した
他のスズメバチが集団で襲ってくる可能性があります。
傷口を流水で洗う: 毒液は水に溶けやすいため、流水で刺された箇所を洗い流します。
毒をしぼり出す: 傷口を指先や爪でつまんで毒を絞り出します。
ステロイド軟膏を塗る: 症状を和らげるために、抗ヒスタミン系のステロイド
軟膏を塗ります。
刺されたところを冷やす: 軟膏を塗ったら触れないようにガーゼと包帯で覆い、
保冷材などで冷却することでかゆみを抑えることができます。
すぐに病院へ行く: 特に全身症状が出た場合は命に関わるため、すぐに救急車を
呼ぶ必要があります。
林野庁から「蜂刺され災害を防ごう」
https://jsite.mhlw.go.jp/tottori-roudoukyoku/content/contents/2_hachi.pdf
まとめ
蜂は、人間にとって危険な存在である一方、生態系の中で重要な役割を担っています。
蜂の種類や生態を知り、適切な対策をすることが必要です。
いや~、自然ってホントに怖いですね。