相変わらずバッテン(X)上で、ホメオパシーについて呟いている人がいます。
”よほど、ワクチンは絶対で、ワクチンすれば守られると教えられたのだろう。 自分が
ホメオパシーとか、代替医療に言及するのは、そうした医学的盲信から脱却するために必要な
知識だからだ”
などと、なぜか現代の医療技術を否定する人がいます。否定することで逆にわかったつもりに
なっているのだろうか。
ちなみに、医療の発展していなかった過去の平均寿命については、
- 弥生時代:平均寿命は大体18歳
- 平安時代:平均寿命は大体30歳
- 江戸時代:平均寿命は大体30〜40歳
となっています。災害や飢饉などありましたが感染症などの病気によるものが多いのです。
もちろん病気で亡くなるのは圧倒的に乳幼児です。ワクチンなどによる感染症対策で乳幼児の
死亡は、現在、戦前に比べると圧倒的に少なくなっています。
先ほどの人が、代替医療でホメオパシーを選ぶのは本人の自由ですが・・・
レメディやら水の記憶やら、話を聞くと・・???となることばかりです。
科学的根拠が見当たりません。はっきり言いますが水はあくまでも水です。
水が、かつて物質が存在したという記憶を持っているはずがありません。
水の分子記号は H2O です。これは、水分子が2つの水素原子(H)と1つの酸素原子(O)から
成ることを表しています。一体、この水分子のどこに記憶するところがあるのでしょうか。
どうやって記憶するのでしょうか。
ホメオパシーや「レメディ」に対する批判的な視点を5つの項目に分けて説明します。
希釈度: レメディは原物質を極端に希釈したもので、その結果、事実上、レメディというのは、
ただの水を染み込ませた砂糖玉に過ぎないという指摘があります。これはアヴォガドロの法則に
基づき、ある程度以上希釈すると原物質の分子が一つも含まれない可能性が高くなるためです。
エネルギー伝達の不明確さ: ホメオパシーでは、希釈した物質の「エネルギー」や「情報」が水に
伝わるとされていますが、そのメカニズムは科学的に明確に説明されていません。物理学や
化学の観点から見ると、この説明は困難です。
臨床試験の結果: 多くのランダム化比較試験(RCT)やメタアナリシスでは、ホメオパシーの
効果はプラセボ(偽薬)効果と大差ないとの結果が出ています。これは、ホメオパシーが
病気の治療に有効であるという強力な証拠を提供していません。
個別化の問題: ホメオパシーでは、同じ症状でも人によってレメディが異なるとされています。
これは、一般的な医療の観点からすると、診断と治療の一貫性や再現性を欠くという問題が
あります。
安全性の問題: レメディ自体は無害とされていますが、重篤な病気の場合、適切な医療を受けずに
ホメオパシーだけに頼ることは危険です。山口のK2シロップ事件がありましたね。
もし、お子さんが40度近い高熱を出していたなら、すぐに病院に
行ってください。
ちなみに私の今朝の体温は32度でした。そのため、日に当たり体温を高くしてから外に
出かけようと思います。