桜の季節も終盤になり、これからは北海道で、桜が満開になります。

 

桜の咲く時期に行われるスポーツに桜流鏑馬というのがあります。今年は4月13日と14日に

 

開催されました。その動画がYOUTUBEにアップされています。

 

 

 

 
 
めちゃくちゃカッコイイですね。

 

「桜流鏑馬」は、全国から集まった女性騎手だけが参加する流鏑馬の大会で、青森県十和田市の

 

中央公園緑地で開催されます。この大会は、日本各地で行われている流鏑馬のほとんどが

 

奉納行事であり、女性が参加できないため、女性のみが参加できる”スポーツ流鏑馬”として

 

開催されています。

 

             

 

 大会では、初級の部・中級の部・上級の部・プロ級の部、団体戦に分かれ、一ノ的から

 

三ノ的までの的中点数とタイムを競います。

 

 また、大会には全国から選手が参加し、桜並木の下を駆け抜ける手作りの華やかな衣装にも

 

注目が集まります。

 

          

 

大会では流鏑馬競技のほかに流鏑馬立射演武、フォトコンテスト、ふれ合い乗馬体験なども

 

行われます。このように、「桜流鏑馬」は、女性騎手だけの流鏑馬の大会でありながら、

 

さまざまなイベントが盛りだくさんで、家族みんなで楽しむことができます。

 

 

流鏑馬とは?

 

 流鏑馬をよくわからない人のために簡単にお話します。

 

 流鏑馬(やぶさめ)は、日本の古式弓馬術(伝統的騎射術)であり、武家社会で行われた騎射の

 

一種です。馬術と弓術を組み合わせたもので、疾走する馬に乗りながら鏑矢(かぶらや)で

 

的(まと)を射る技術であり、儀式であり、競技でもあります。

 流鏑馬の起源は6世紀中頃(552年)に欽明天皇が国の内外の戦乱を治めるため、九州豊前の

 

宇佐の地において、神功皇后・応神天皇を祀り「天下平定・五穀豊穣」を祈願し、最も騎射に

 

長じた者に馬上から三つの的を射させた神事が始まりとされています。

 今では、小笠原流などの各流派が伝承する流鏑馬と、神社の神職や氏子、または保存会などに

 

受け継がれた流鏑馬が、催事(信仰と関わりないイベント)と神事のいずれかの形で実施されて

 

います。古式とは別に新しく考案された弓馬術の儀式もあり、これも「流鏑馬」と呼ばれています。

 

さらには、流鏑馬をスポーツ競技として規格化したものもあり、「競技流鏑馬」「スポーツ流鏑馬」

 

などと呼ばれています。

 

 

 

 桜流鏑馬は、この中のスポーツ流鏑馬として開催され、今年で20周年になるそうですね。

 

来年こそ見てみたいものです。