地震があると、この地震は人工地震だなどとSNS上で話題になっています。

 

今年の正月に発生した能登半島地震が、人工地震などといった話が多く上がっていました。

 

いまだに復興は進んでおらず、残された人たちも大変な日々をすごしているかと思います。

 

        

 

 自然地震と人工地震について、どこが違うのか少しお話したいと思います。

 

 

 自然に起きる地震と人工地震について、それぞれの特徴と違いは?

発生原因:自然地震は地球の地殻の応力解放によって自然に発生します。

 

     人工地震は人間の活動によって引き起こされます。


発生場所:自然地震は地球のプレートが移動したり、断層が滑ったりする地域で発生します。

 

     人工地震は地下掘削や採掘活動、地下水のくみ上げや注入、地震発生装置の使用

 

    などが行われる場所で発生します。


震源の深さ:自然地震の震源は地下数キロから数百キロの深さにあります。

 

      人工地震の震源は地表近く、つまり震源の深さがほぼ0であることが多いです。

 

     深く掘り進んで爆破による地震を起こそうと思っても莫大な予算と期間が必要です。


地震波:自然地震はP波とS波の両方を発生します。

    

    人工地震はP波に比べてS波が小さかったり、P波の波形が単純で立ち上がりが鋭い

 

   傾向にあるなど、地震波の特性が異なります。


規模:自然地震はその規模によって大地震や小地震に分類されます。東日本大震災では

 

  マグニチュード9.0、能登半島地震ではマグニチュード7.6となっています。

 

   人工地震は通常、小規模な地震が多いです。大きくてもマグニチュード4~5までです。

 


発生頻度:自然地震は地震活動が頻繁な地域では日常的に起きます。

 

     人工地震は人間の活動によって引き起こされるため、発生頻度は人間の活動に

 

    依存します。


利用目的:自然地震は地球の自然な現象であり、人間の活動とは直接関係ありません。

 

     人工地震は地下資源の探査や地盤の安定性の評価、建物や構造物の耐震性の試験など、

 

    特定の目的のために発生させられます。


防災対策:自然地震は予知することが困難であり、防災対策や地震に対する備えが重要です。

 

     人工地震は発生するタイミングや場所が制御可能であるため、防災対策は自然地震とは

    

    異なります。


影響範囲:自然地震は大規模なものが発生すると、広範囲にわたって被害をもたらすことが

    

    あります。

 

     人工地震は通常、発生地点の近くに影響を及ぼすことが多いです。



以上が、自然に起きる地震と人工地震のそれぞれの特徴と違いについての簡単に述べました。

 

詳しくは

をご覧ください。
          
 
 では能登半島地震が自然地震であるとされていることについて。

地震の発生原因:能登半島地震は地殻内で発生した地震であり、地震の発生原因は自然の
 
  地震活動によるものです。

地震のメカニズム:この地震の発震機構は北西-南東方向に圧力軸を持つ逆断層型であり、
 
  これは自然地震の特徴的なメカニズムです。

地震活動の推移:能登地方では、2018年頃から地震回数が増加傾向にあり、2020年12月から
 
  地震活動が活発になり、2021年7月頃からさらに活発になっていたと報告されています。
 
  これは自然地震の一連の地震活動の特徴です。

地震の規模と深さ:この地震の規模(Mj7.6)と震源の深さ(16km)は自然地震の特徴に
 
  一致しています。

専門家の見解:国内の専門家は、能登半島地震が引き起こした活断層の「大きさ」に注目し、
 
  「想定を超えたものだった」と述べています。

以上のことから、能登半島地震は自然地震であると考えられます。
 
これでも、あなたは人工地震と言いますか?
 
 
・・・今、これを書いていたら床がかすかに揺れた気がします。
 
あっ、ゴジラ、じゃなかった、女房が帰ってきた!!