昆虫食って知ってる?

みなさん、昆虫ってどんなイメージがある?クワガタやカブトムシみたいにカッコいい?それとも、バッタやゴキブリみたいに気持ち悪い?

実は、昆虫は昔から世界中で食べられてきたんだ。なんと、1900種類以上の昆虫が食されているんだよ!

 

そういえば、昆虫食ベンチャー企業が、最近倒産したことで話題になっていましたね。

 

乾燥コオロギの粉末入りの「かぼちゃコロッケ」を校内調理して給食として提供、2023年2月にはコオロギエキスを使った「大学いも」を提供したけど、これらが報じられると全国で議論が紛糾したんだね。

 

 

 

 

 

 

昆虫食の歴史

昆虫食の歴史はとっても古くて、人類が誕生した頃から食べられていたと考えられているんだ。日本では縄文時代から昆虫食があったことが分かっているよ。

 

昔は、食糧不足を補うために昆虫が食べられていたんだけど、近年では栄養価の高さや環境への優しさから、再び注目を集めているんだ。

昆虫食のメリット

昆虫食には、こんなメリットがあるんだ!

 

1. 栄養価が高い

昆虫はタンパク質が豊富で、ビタミンやミネラルもたくさん含まれているんだ。牛肉や豚肉よりも栄養価が高い場合もあるんだよ!

 

2. 環境に優しい

昆虫は家畜を育てるよりも、少ない土地や水で育てることができるんだ。また、二酸化炭素の排出量も少ないんだ。

 

3. 災害時の食糧確保

昆虫は保存性が高く、災害時にも役立つんだ。

昆虫食のデメリット

昆虫食には、こんなデメリットもあるんだ。

 

1. 見た目が虫なので、食べることに抵抗を感じる人もいる。

 

2.昆虫は甲殻類と同じ仲間なので、エビやカニアレルギーの人は注意が必要なんだ。

 

さらに

 

3.衛生的な環境で飼育された昆虫でも、病原菌を宿主とする可能性がある。


4.飼育・加工・保存過程によりカビや細菌(食中毒を引き起こすサルモネラ菌)等の汚染に見舞われる恐れがある。


5.適切な調理が行われていない昆虫を食べると死亡する可能性がある。


6.野生昆虫を加熱調理せずそのまま口にしたり、しっかり加熱したとしても種類の分からない昆虫を捕まえて食べることは       絶対にお勧めしない。


7.固く消化されない昆虫の部位は胃腸障害の原因となる。

 

昆虫食ってどんな風に食べられている?

昆虫食は、そのまま食べるだけでなく、粉末にしてクッキーやパンに混ぜたり、油で揚げてスナック菓子にしたり、色々な方法で食べられているんだ。

日本では、イナゴの佃煮や蜂の子などが有名だね。最近では、コオロギせんべいなどの昆虫食商品も販売されているね。

 

昆虫は食品添加物としても利用されている?

 

みなさん、イチゴ味のヨーグルトや赤いソーセージを見たことある?実は、これらの食品には、昆虫から作られる赤い色素が使われていることがあるんだ!

 

その色素の名前は「コチニール色素」といって、エンジムシと呼ばれる昆虫から作られているんだよ。エンジムシはサボテンに寄生する小さな虫で、メキシコ原産なんだ。

歴史と用途

コチニール色素は昔から使われていて、アステカ文明やマヤ文明でも使われていて、今では、世界中で広く使われていて、特に以下の食品に使用されているんだよ。

  • ジュース
  • お菓子
  • ハム・ソーセージ
  • 蒲鉾
  • アイスクリーム
  • ヨーグルト

安全性

コチニール色素は、一般的に安全な添加物とされています。しかし、まれにアレルギー反応を引き起こすことがあり、以下のような症状が現れる可能性があるんだ。

  • 蕁麻疹
  • 喉の痛み
  • 呼吸困難

菜食主義者

コチニール色素は動物由来の添加物なので、菜食主義者の中には避ける人もいるんだ。

代替品

コチニール色素の代わりに、以下のようなものを使うこともできるんだよ。

  • ビーツ
  • クチナシ
  • アントシアニン

これらの色素は、植物から作られているので、菜食主義者でも安心して食べられるんだ。

まとめ

昆虫食は、歴史が古くて栄養価が高く、環境にも優しい食材なんだ。まだ日本では一般的ではないけど、将来的に重要な食糧源になるかもしれないね。

 

でも、昆虫食より既存の食糧をもっとなんとかしないとね。ただ、日本の農業政策については、なんだかな~

昆虫食についてもっと知りたい?