読んで頂きありがとうございますピンク音符



家族の話。

だんだんソフトじゃない内容になります。


前回の記事↓『父の生活6〜飲酒と運転、どちらかをやめるなら運転だよね』読んで頂きありがとうございます父のことを少しずつ書いてます。前回↓『父の生活5〜いち高齢者の運転問題』読んで頂きありがとうございます家族のことを少しずつ書いて…リンクameblo.jp




父は事故を起こしました。


赤信号に気がつかず、父は交差点に侵入。


直進車同士でぶつかった。







幸いケガは双方無かった。



基準値を超えるアルコールが検出され、父は逮捕された。



その日私は同僚の披露宴に出席していて、


知らない番号から着信が。



かけ直すと警察だった。



「◯◯の家族さんで間違いないですか?◯◯は飲酒運転で事故を起こしました。身柄は確保しています。警察署まで来れますか?」



会場を離れ、私は急いで警察署に行った。



フォーマルな格好と歩きにくいヒールのまま、私は事情聴取を受けた。


事情聴取は長かった。


生活歴を事細かに聞かれた。


母が亡くなり一人暮らしの父は飲酒が増えました。アル中です。病院でアル中と診断されてはいないですが。


と話した。



その後警察官に付き添われた父と面会。


笑顔でヘラヘラと部屋から出てきて、

「おう、なんやお前来たのか」爽やかに言った。


イラっとしました。


もっと他に言うことあるやろ!



私は木偶の坊みたいに突っ立ったまま無表情で何か発したか、何も言えなかったか覚えていないけど、警察官が戸惑った表情だったのは覚えている。




翌日、父は釈放された。


新聞に名前が載った。



父は全く反省していなかった。


事故の日、家族Aがたまたま同窓会で帰郷した。


家族Aと私に付き添われて謝罪に行った被害者の前で、憮然とした態度でタバコを吸い出した。


兄弟Aと私が謝罪している横で、タバコをふかしていた。


こんな父じゃなかった。


私は泣きたかった。



当然、父の車は廃車になった。



これで運転はなくなる。


そう安心した私は甘かった。