明日10時に重機でガツンとやるそうです。
建物内部は空っぽになりました。

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平成28年夏頃より本格的に家を建てようかと思う様になりました。
きっかけは友人や兄弟のマイホームライフを見て。

もともとは断然賃貸住宅派だったのですが、長野県の田舎町ではライフステージに応じた賃貸住宅を選べるほどストックも無く・・・

少子高齢化の先鋒を切っているような街では、戸建住宅(もっと言えばほぼすべての土地と建物)は資産上は負債にしかならない。というのがつい3年程前までの自分のスタンスでした。というより前職の不動産の価値の評価という仕事上、当然に身に付いたスタンスでした。

確かにキャッシュフローだけでいえば、戸建住宅なんてものは負債以外のなにものでもないです。キャッシュフロー以外でも、日本の住宅に関する商慣習や価格形成要因、災害等のリスクや将来の不確定要素への硬直性などなどなど。
現在の日本で、戸建住宅を所有する客観的なデメリットは数多く挙げられますが、客観的なメリットと言えるものはほとんどありません。

メリットを挙げるとすれば・・多分「幸せ」とか「ゆとり」とか目にみえず、客観的に表せないもの。数えられないものです。

自分の友人や兄弟などに子供が産まれ、自分たちの家を持ち生活している姿を見て・・・どっかのタイミングで自分の中で「負債を抱えているという客観的な事実とその不幸せ」を超える何かが得られると感じたんでしょう。


30歳で長野に帰って来て色々と自分の中で考え方、感じ方が変わりました。

18歳で長野を出る前は「こんな田舎に二度と帰ってくるか!!」と決意し上京しましたが、今では二度と東京になんか住みたくありません。

 

お金やステータスなど客観的な物差しで測れるものももちろん大事ですが、それを求めることは自分には息苦しいものと感じるようになりました。


資産か負債かと言われれば、戸建住宅は間違いなく負債です。

その負債を背負う替わりに得られる「数字では測れないもの」を最大化するため、良い家を建てたいと思います。

妻と両親、設計事務所さん、施工業者さん、職人さん、その他もろもろの方々。
わたくしのわがままにお付き合いください。
よろしくお願いいたします。
 

昭和に入ってすぐに建てられた平屋の家屋。
自分も18歳までは住んでいた家。
増改築を繰り返しながら、平成の終わりでその役割を一旦終えます。
6月5日に解体開始が始まり、1週間後の姿です。
重機が入るため、玄関前の植栽や塀などが撤去され内部の解体も始まっています。瓦も取り外されました。