コメントを頂いたので、
気密DIYのことを少し書いてみようかと🤔
住宅の気密ってのは、とにかく屋内外の間で勝手に空気を流通させないこと。
気密測定のやり方なんかを見ると、
住宅内からどんどん屋外に空気を吐き出し屋内外の圧力差などを測っていて、
リカバリーの方法は、
ひたすら屋内に漏れ入ってくる空気の穴を見つけて埋める作業💪
屋内外の境目(気密ライン)に開いた穴が大きいほど、測定値への影響が大きい訳です😳
これまでの経験上、影響が大きい箇所をランキングすると、大体以下のようになるのかなと...。
①ユニットバス下
②床面
③巾木、廻縁などの天井、床の取合い部
④エアコンスリーブなど
①は基礎断熱化して、しっかり気密ラインを確保するのが王道👌
②は配管周りなどの貫通部だけでなく断熱材の周囲などが、③は床、天井と壁の取合い部分の合わせ目などが弱点になり安く、
これらは住宅全体で合計すると面積が大きくなるので、影響も大きくなりがち…😣
その他④のように、築後外壁に開けた穴なども、意外とがっつり性能を落とします。
気密と防湿というのも厳密には異なるもののようで、完全に密閉したビニール袋なんかではその場では空気を閉じ込めますが、徐々に湿気などを通してしまうことなどからも、何となくイメージできます🤔
気密と防湿を同時に確保するために、透湿抵抗値の高い気密部材を用いて、然るべき施工する必要があるんだと思います。
結露を起こすのは、この空気の湿度の高さと、露点温度までの(急激な)温度変化が原因。
なので、気密ラインを2重に設けてしまうのは湿気を内側に閉じ込めてしまうことにもなって得策ではない。
天井に袋入りグラスウールを重ねる際は、袋に多くの切れ込みを入れるか、袋自体を剥がしましょうというのもそんな意味合いからのようです🤔
気密の面からだけ言えば、壁や天井面のビニールクロスもある程度の役割は果たすようです。
難点は、単なる仕上材なんで耐久力にかけること…💦
上記に負けじと大事なのが気流止めで、
気流止めは、壁内部の空気の移動を床と天井の外気の侵入部を塞ぎしっかり密閉して、外気の流入を防ぐこと。
これができてないと、外気が、壁のコンセントやスイッチなどからビュービューに出入りします。
流石にこれじゃ、住宅の温熱環境の維持管理自体難しいだろうと思います😅
相手が空気なんで、ちょっと隙間や穴でも、どんどん出入りします。
水漏れなんかと同じで、やるからには徹底的に、きっちり塞ぐ必要があります👍